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これからの時代、参考になるのは「養老孟司」という生き方だ

2022年6月30日 07時04分 (7月1日 23時51分更新)
 茂木健一郎さん(撮影・佐藤優樹)

 茂木健一郎さん(撮影・佐藤優樹)

  •  茂木健一郎さん(撮影・佐藤優樹)
  •  コロナ禍や高齢化社会について考えるシンポジウムで基調講演する解剖学者の養老孟司さん=2020年11月7日、東京都千代田区
  •  養老孟司さんの「バカの壁」
  •  茂木健一郎さん(撮影・佐藤優樹)
 今は激動の時代なので、どうやって生きて行こうかと悩むことも多いように思う。変化に適応しなければと、気ばかり焦って、かえっていろいろうまくいかなくなることもあるのではないか。
 そんな時に参考になる人がいる。解剖学者の養老孟司さん。2003年に出版された『バカの壁』が450万部を超えるベストセラー、ロングセラーとなり、今や「国民の教師」とでもいうべき存在になった養老先生。「養老孟司」という生き方が、これからの時代において大いに参考になると考えられる。
 私は、1997年に自分の脳科学研究の原点とも言える『脳とクオリア』を出版した際に養老先生に書評していただいて以来、ずっとお付き合いが続いている。圧倒的に賢く、素敵な人であり、教えていただくことは数限りない。
 養老先生というと、特別な人だというイメージがあるかもしれない。どんなことでも、養老先生だからできるのだと思われるかもしれない。しかし、実際には、「養老先生の流儀」は、現代を生きるいろいろな人にとって参考になるのではないかと思う。
 養老先生は、最初にお目にかかったあの頃から全くと言ってよいほど変わっていない。世間に合わせようとか、流行を追...

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