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【Sフォーミュラ】ルーキー三宅淳詞 第4戦で初表彰台3位「とんとん拍子で怖い」王者の先に海外参戦描く

2022年6月30日 06時00分

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昨年のSFライツ第3戦を制して喜ぶ三宅淳詞(手前左)とチームスタッフら。2列目左から2番目が田中哲也さん(三宅提供)

昨年のSFライツ第3戦を制して喜ぶ三宅淳詞(手前左)とチームスタッフら。2列目左から2番目が田中哲也さん(三宅提供)

  • 昨年のSFライツ第3戦を制して喜ぶ三宅淳詞(手前左)とチームスタッフら。2列目左から2番目が田中哲也さん(三宅提供)
  • 昨年のSFライツ第7戦で優勝した三宅淳詞(本人提供)
  • 将来は海外レース参戦の夢を描く三宅淳詞
 国内最高峰の4輪レース、スーパーフォーミュラ(SF)に今季デビューした三重県伊勢市出身の三宅淳詞(23)=チームゴウ=が第4戦(5月21~22日、大分・オートポリス)で、初の表彰台となる3位に入った。「たくさんの支援や協力があったおかげで、この舞台に来られた。監督やスタッフの喜ぶ顔を見られたのが一番うれしかった」と語った。
  ◇
 三宅は失いかけた翼を取り戻し、今まさに遠くへと羽ばたこうとしている。
 先月22日のSF第4戦決勝は5位からスタートした。レースが荒れた序盤に順位を落とすも、安定した走りで周回を重ねると、終盤に全体で最も遅いタイヤ交換に成功し、表彰台でシャンパンを浴びた。第1戦は10位、第2戦は5位と健闘。第5戦を終えた現在、ポイント争いでも総合8位につける。
 改造市販車のGTレースは「車の差が出る」と一般的に言われるが、フォーミュラカーは「ドライバーの差」とされる。ルーキーイヤーの活躍は「とんとん拍子で怖いぐらい」と言う。昨季はカテゴリー下のSFライツでも戦ったが、最高速度は50キロも違う。「コースが同じでも別世界を走っている感じ」。乗りこなせているのは、高い対応力のなせるわざ。
 ここまでは平たんな道のりではなかった。フォーミュラレースの登竜門、スーパーFJ(S―FJ)日本一決定戦で優勝した以外は大きなタイトルを手にしていない。2018年にホンダの育成ドライバーの座を射止めながら、わずか1年で育成枠から外された。
 「20年はレースに出られないかも」。そんな不安に駆られる中、ホンダのプログラムで講師だった田中哲也さん(56)に救われた。田中さんが指揮するスーパーGTのチームに招かれると、戦いの場をSFライツにも広げた。好成績を残し、SFへの道を開いた。
 「SFでまずは優勝し、ゆくゆくはシリーズチャンピオンになりたい」。その先に佐藤琢磨のいるインディカーなどの海外レース参戦の夢を思い描く。
 ▼三宅淳詞(みやけ・あつし) 1999年3月17日生まれ、三重県伊勢市出身の23歳。171センチ、60キロ。2019年FIA―F4で1勝の総合2位、21年SFライツで2勝の総合4位。鈴鹿サーキットで見たレースでエンジン音の迫力に魅せられ、4歳からカートに乗る。小学5年時にカートで日本一に輝く。

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