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【中日】高橋宏斗が自己最速タイ155キロをマーク 粘投6イニング2失点

2022年6月29日 20時41分

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中日 高橋宏

中日 高橋宏

◇29日 巨人―中日(ヨーク開成山スタジアム)
 汗をぬぐいながら、中日の先発・高橋宏は表情もしぐさも冷静そのものだった。1―1の3回、岡本相手に自己最速タイ155キロをマークしながら四球を許して2死一、三塁とした直後、坂本に初球の甘いカットボールを左前にはじき返され、勝ち越し打を浴びた。直後、内野陣の声にうなずく。きっちり後続を断って、連敗脱出へひたすら粘った。
 チームは前夜、ナゴヤドーム(現バンテリンドームナゴヤ)が本拠地となった1997年以降で、ワーストとなる屋外球場11連敗を山形で喫した。陸路で福島・郡山入りした移動ゲーム。神宮での4月7日ヤクルト戦でプロ初勝利を挙げた右腕が、トンネル脱出を託された。
 背番号19にとって野球の原風景は、この日と同じ「ビジター+屋外」だった。5歳年上の兄・伶介さんが小学生の時に所属した硬式のチームは、専用のグラウンドがなく遠征の連続。3歳頃の高橋宏も、プラスチックのバットと新聞紙を丸めたボールを手にプレーのまね事をしながら、家族と応援。新しい場所で新しい仲間と出会いながら、のめり込んでいった。
 だからこそ、ぶっつけ本番も問題にしなかった。人生初となるヨーク開成山スタジアム。戦場となるマウンドを初めて踏んだのは、プレーボールの2時間20分前だった。シャドーピッチング数球で感触はOK。内野スタンドで練習を見守っていた報道陣に「もうこれ以上、暑くならないですよね?」。気負いはゼロ。余裕たっぷりだった。
 難しい状況にも「気にしないです。自信持ってやるだけだと思ってるんで、気合で乗り切ります」と意気込んでいた通り、尻上がりに調子を上げて4、5回は連続で3者凡退。6回は岡本和、ポランコ、大城からアウト3個を全て三振。真っ向勝負で同点を呼び込み、6イニング2失点でマウンドを降りた。

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