菊池雄星 不振でも先発ローテ残留「次回予定通り」と指揮官…地元メディアも“休養”促す超過密日程【MLB】
2022年6月29日 17時11分
ブルージェイズのモントーヨ監督は、6月に不振に陥った菊池雄星投手(31)について、先発ローテから外してブルペンに配置する計画はないと明言した。28日の地元通信社カナディアン・プレスが報じた。
菊池をリリーフに回す予定はあるかと聞かれた指揮官は「その話し合いには至っていない」と明かし、「現時点では、確定とまではいかないが、次回登板を予定通りこなしてもらう」と、30日のレイズ戦での先発登板を示唆した。
チームにも、簡単に先発ローテを変更する余裕はない。42勝32敗のチームは現在、ア・リーグ東地区2位。だが、そこから1・5ゲーム差以内にレッドソックスとレイズが控え、激しいポストシーズン争いを繰り広げている。
スケジュールも厳しさに拍車をかけている。オールスター休みが始まる7月18日まで、24日間で24戦。休日は1日のみという超過密日程で、7月2日はレイズとのダブルヘッダーまである。ローテのメンバーを見渡しても、エース左腕の柳賢振(リュ・ヒョンジン)は左肘手術で今季絶望。ダブルエースを期待されたベリオスも今季は防御率5・86と絶不調だ。
菊池は6月の登板5試合は防御率9・39。1試合平均3イニングしか投げられず、同2・36だった5月から大きく崩れた。前回登板の25日のブルワーズ戦も直球の制球に苦しみ、3回途中を6安打5失点(自責2)で、自身3連敗の4敗目(2勝)を喫した。
この前回登板を受け、地元放送局SNカナダは「たぶん、菊池にとってベストなのは休養を取ることだろう。勝負の場から離れ、数週間は調整して頭をはっきりさせるのがいい」と報道。米スポーツサイトのジ・アスレチックも「短期的には、次のステップとしては菊池からプレッシャーを取り去るべきだ」とし、休養かブルペン行きをプッシュした。
(写真はAP)
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