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大谷は打球角度が上がってくれば本塁打量産モードに突入する【AKI猪瀬コラム】

2022年6月29日 06時00分

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大谷翔平(AP)

大谷翔平(AP)

 昨年6月に月間13本塁打を記録して本塁打王争いの主役に躍り出たエンゼルスの大谷選手。月間打率もシーズンで唯一3割超えを記録した6月でした。今年も6月の大爆発を期待されましたが、今季はここまで月間打率2割8分3厘、5本塁打。昨季6月の月間本塁打数に迫る事は難しい状況ですが、本塁打量産モードにいつ突入しても不思議ではないほどに調子は上向いてきています。
 本塁打になる可能性が最も高いバレルゾーンで打った確率は昨年が22・3%。今季開幕当初は9%台に低迷していましたが、現在は17・9%まで上昇しています。昨季、メジャー全体で1位を記録したバレルゾーンで打った打球数78に対して今季はメジャー全体で2位タイとなる36回を記録。打球速度の平均も昨季の93・6マイルに迫る92マイルを記録しています。
 唯一、昨季と大きく違う数字となっているのが打球角度です。昨季は平均で16・6度でしたが、今季は12・8度になっているので、今後、打球角度が上がってくれば、本塁打は増えていくと思います。ちなみに、今季、本塁打を量産しているヤンキースのアーロン・ジャッジはバレルゾーンの確率25・1%、回数は50、平均打球速度96マイル、打球角度13・2度を記録しています。バレルゾーンの確率と回数は全体1位となっています。
 投手大谷は6月の月間成績が3勝1敗、防御率1・88を記録。ストレートをはじめ、すべての球種で平均球速が向上して、シーズンを通して昨季以上の成績を残すことが確実な状況にあります。
 昨季は前半戦終了時点で打率2割7分9厘、33本塁打、4勝1敗、防御率3・49の成績を残し、オールスターゲームで史上初となる二刀流での出場を果たしました。第2回の中間発表で依然、ア・リーグDH部門の2位につけている大谷選手。今後、得票数をさらに伸ばすためにも、すぐそこまで来ている本塁打量産モードに一日でも早く突入する事を期待します。
(大リーグアナリスト)

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