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温暖化 ペンギンに影響は 小松 極地研・渡辺さんが講演会

2022年6月28日 05時05分 (6月28日 10時50分更新)
講演後、子どもたちからの質問に答える渡辺佑基准教授(左)=小松市のサイエンスヒルズこまつで

講演後、子どもたちからの質問に答える渡辺佑基准教授(左)=小松市のサイエンスヒルズこまつで

 地球温暖化が進み、南極の海氷がなくなるとペンギンはどうなるか−。国立極地研究所の渡辺佑基准教授による「あなたがまだ知らない南極の世界」と題した講演会が二十六日、小松市のサイエンスヒルズこまつであり、市内外の約六十人が聴講した。
 渡辺さんは二〇一六年、海氷が異常に減った南極の昭和基地周辺でアデリーペンギンを調査。動物にカメラや衛星利用測位システム(GPS)などを取り付ける「バイオロギング」という調査手法を用いて、記録した結果を紹介した。
 渡辺さんは、まず縮小した氷上に立つペンギンの群れの画像を見せ「地球温暖化で困っているように思う人が多い」と前置きした後、伸び伸びと潜水して餌を取る動画を紹介。「温暖化で餌を取る行動範囲が広がり、繁殖率が上がった」と述べた。
 一方で、ペンギンの種や地域によって生存率が低下することも挙げ、温暖化が及ぼす多様な影響を示した。(久我玲)

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