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【Dr.s サロン】回想法 会話弾む予防策  

2022年6月28日 05時05分 (6月28日 10時27分更新)
 社会は、人間が2人以上いることで成立します。しかし、高齢になると、面倒だとか、足が痛いとかを理由に外出しない人が増えがちで、社会とのつながりが減ったり、人との会話をあまりしなくなったりする高齢者が多いのです。
 最近の研究では、身体的、認知機能の低下が見られる状態「フレイル」や認知症の予防には、社会的な交流が欠かせないとされています。基本は会話です。脳の前頭葉の血流は、言葉のキャッチボールで増えることが知られています。会話こそが人間らしく生きることであり、認知症予防につながる生活習慣なのです。
 目標としては、1日5人以上と会話をするといいでしょう。老人クラブや婦人会で話すのもいいですが、グラウンドゴルフや散歩、喫茶店、デイサービスや認知症カフェなどで交流するのもお勧めです。その際、役に立つのが昔話です。子供のころのことや、その時々の社会情勢を振り返ると、会話が弾みます。
 高齢者が集まって、昔の道具や写真を見ながら話す手法を「回想法」といいます。愛知県北名古屋市や岐阜県恵那市には、専門の回想法センターが設けられていますし、NHKのホームページには私も監修者の一人を務めた「回想法ライブラリ...

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