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命は自分で守って 西区・雄踏中で阪神大震災、当事者が講演

2022年6月28日 05時05分 (6月28日 05時07分更新)
阪神大震災当時、小学校長として避難所支援に当たった大濱義弘さん=浜松市西区の雄踏中で

阪神大震災当時、小学校長として避難所支援に当たった大濱義弘さん=浜松市西区の雄踏中で

 阪神・淡路大震災発生時に避難所支援に当たった元小学校長でNPO法人「神戸の絆2005」理事の大濱義弘さん(78)=神戸市垂水区=の特別講演会が、浜松市西区の雄踏中学校で開かれた。三年間防災を学んできた三年生は、この秋修学旅行で神戸市を訪問予定。四半世紀余り前の地震発生当時の街の様子を、語りや手記、映像で学んだ。 (久下聡美)
 一九九五年一月十七日早朝に発生した阪神大震災は、最大震度7で建物倒壊や火災が起こり、六千四百三十四人が犠牲となった。大濱さんは、北区藤原台小の校長を務めており、多くの学校に避難者が殺到したという。「市内の学校に市民の約六割に上る十六万人以上が身を寄せ、教職員は不眠不休で対応に当たった」と、学校が発災後の重要な生活拠点になった点を強調した。
 一方、「当時大地震の想定はなく、水や電気が止まり避難所でも食料不足やトイレが流れない事態に陥った」と語った。「ここは大丈夫、自分は大丈夫という心理は捨て、食料備蓄や避難訓練、耐震化をして自分の命は自分で守れるようにしてほしい」と強く訴えた。
 雄踏中では全校生徒が防災検定を受け、避難所設営訓練にも力を入れる。三年の宮平キャラさん(14)は「自分たちにできることは何かという視点で、神戸復興の努力を、この目で確かめに行きたい」と語った。
 講演会は「夢育やらまいか事業」の一環で開かれた。

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