井上尚弥、来年スーパーバンタム級挑戦で「世界4団体統一王者対決」のビッグプラン【ボクシング】
2022年6月27日 18時43分
ボクシングの全階級最強ランキング「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」で、最も権威あるリング誌で1位となった世界バンタム級3団体統一王者の井上尚弥(29)=大橋=が27日、東京都内の日本外国特派員協会で会見した。3団体統一もPFP1位も日本勢初の快挙。会見では改めて年内の4団体統一、来年のスーパーバンタム級挑戦という計画を口にして「世界4団体統一王者対決」のビッグプランも飛び出した。
日本人初の世界3団体統一、PFP1位。前人未到の世界をいく井上尚弥に、新たな野望が宿っていた。スーパーバンタム級に上げての世界4団体統一王者対決。ボクシング史上ただの一度も達成されていない偉業を狙っていた。
「今の状態であればスーパーバンタム級は自分の中でベストな階級になる。タイミング次第ですけど(昇級)一発目で世界タイトルに挑戦したいと思います。スーパーバンタム級の王者2人が統一戦をする流れになるのであれば(井上がバンタム級で)4団体を取り、4団体王者同士が戦う流れが自分の中で理想なのかなと思います」
現在、スーパーバンタム級はWBA・IBF統一王者アフマダリエフ(ウズベキスタン)、WBC・WBO統一王者フルトン(米国)と、2団体統一王者が2人いる。両陣営は4団体統一戦の交渉中で、ボクシング史上初の4団体統一王者対決は決して夢ではない。
井上陣営も、4団体統一を目指し最後に残るWBO王座を持つバトラー(英国)と交渉中。「大橋会長から、いい流れだと聞いています。PFP1位という立場もあるので、この先はそれにふさわしい試合をしていきたい」。夢の統一王者対決も視野に入れ、PFPキングは歩み続けている。
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