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3日とも六甲おろし聞く…中日の悲壮感漂うオーダーと石橋の高い“授業料” 井端さん「やれる事をやるに尽きる」

2022年6月27日 12時41分

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3回、柳のバントで封殺される中日の二走・高橋周。野手佐藤輝=26日

3回、柳のバントで封殺される中日の二走・高橋周。野手佐藤輝=26日

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇26日 阪神6x―5中日(延長11回サヨナラ、甲子園)
 この日は6試合中4試合が延長戦。中日は連敗脱出まで、あとアウト4つから追いつかれた。そしてサヨナラ負け。セットアッパーのロドリゲスを出して逃げ切れず、延長11回はクローザーのR・マルティネスを前倒しで突っ込む考えもあるだろうが、グッとこらえ、山本で散った。サヨナラ打を打たれたのは8回に代走で出場した熊谷。打席に入る前の時点で32打数4安打、1打点、打率1割2分5厘の走り屋に、引導を渡された。
 この3日間を振り返る。青柳用オーダーを組んだ24日は4番に木下。その4番に犠打を命じ、5番に抜てきした山下にも代打を送った。この日もそう。3番は溝脇だったが、9回の好機には代打・三ツ俣を使った。ビシエドが負傷離脱。この日は正捕手の木下が欠場した。悲壮感漂うオーダーである。急きょ先発マスクをかぶった石橋は3盗塁を許し、2人が生還。サヨナラにつながる悪送球もあった。とてつもなく高い授業料を払ったことになる。
 7連敗、6連敗ときて5連敗。完封と大量失点を繰り返し、急激に悪化したチーム状況の打開策など、正直、僕には見つからない。テレビ解説の仕事で甲子園を訪れていた井端弘和さんに、助けを求めた。
 「当事者の苦しさっていうのがあるので、僕も軽率なことは言えませんが…。結局のところ、やれることをやる。ここに尽きると思うんです。例えば3回の柳のバント失敗です」
 無死一、二塁から柳が送れず、走者が入れ替わった1死から大島が併殺で逸機した。井端さんが指摘したのは二走・高橋周のスタートの遅さだった。結果ではなく過程。その凡事徹底がチーム状況を上向かせるたった一つの方法なのかもしれない。
 3日とも聞くはめになった六甲おろし。青柳、伊藤将、西純。この3人とは来週も戦う。1週置いて、再び甲子園でも当たる。見に来てくれるファンのためにもプロであれ―。僕が言えるのはそれだけだ。

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