新会長に土田雅人さん サントリー率い日本選手権3度優勝 ビジネスでも活躍【日本ラグビー協会】
2022年6月26日 20時47分
日本ラグビー協会は26日、評議員会と理事会を開き、新会長に、元日本代表選手で、現在はサントリーホールディングス常務執行役員の土田雅人さん(59)が就任した。2019年から2期3年務めた森重隆会長(70)は退任して名誉会長となり、岩渕健輔専務理事(46)は再任。副会長は7月の理事会で決定する予定だ。
土田新会長は秋田工高から同大に進んで大学選手権3連覇に貢献し、卒業後もサントリーのナンバー8として活躍。監督で日本選手権で3度優勝したほか、ビジネスの分野でも活躍しており、岩渕専務理事は「ビジネスとラグビーの両面で高い知見を持つ人財として推挙され満場一致で選任された」と就任に至った経緯を説明した。
高校日本代表では平尾誠二さん(故人)が主将を務めた際に副将を務め同大ではチームメートとしてプレー。平尾さんの日本代表監督時代はFWコーチを務めた土田新会長は「15年に初めて日本協会の理事になったのも平尾君に『一緒に協会改革を進めよう』と誘われてから」と盟友の遺志を継ぐ思いを表明。目標として/(1)/W杯を日本に再招致する/(2)/W杯で男女とも4強、五輪でメダルを狙える日本代表をつくる/(3)/ラグビー人口を増やすという3点を挙げた。
▼土田雅人(つちだ・まさと) 1962年10月21日生まれ、秋田市出身の59歳。秋田工高でラグビーを始め、ナンバー8で高校日本代表に選出。同大では大学選手権3連覇に貢献。サントリーでは85年のフランス遠征で日本代表キャップ1を得る。現役引退後はサントリーの監督として日本選手権で3度優勝したほか、97~99年は日本代表FWコーチを務める。2013年1月にサントリーフーズ、16年4月にサントリービバレッジソリューションの社長に就任。現在はサントリーホールディングス常務執行役員とサントリー酒類専務執行役員を務める。
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