坂井隆一郎が日本歴代7位タイの10秒02をマークし世界選手権内定【陸上・男子100M】
2022年6月26日 18時36分
◇26日 陸上 布勢スプリント(鳥取市・ヤマタスポーツパーク陸上競技場)
日本選手権2位の坂井隆一郎(24)=大阪ガス=が男子100メートル予選で10秒02の自己ベストをマークした。7月の世界選手権(米オレゴン州)の参加標準記録(10秒05)を突破し、自身初の代表内定を勝ち取った。
電光掲示板に正式なタイムが出た瞬間、坂井は両手を上げて喜んだ。世界選手権切符をつかみ取ると同時に、同じ大阪ガスの偉大な先輩、朝原宣治さんと並ぶ日本歴代7位の記録に並んだ。「決勝はちょっと考え過ぎて力むかなと思っていたので、予選から10秒05を切れて本当に良かった」と振り返った。
関大時代に日本学生個人選手権を制したが、大阪ガス・小坂田淳監督によれば「足が速いだけ。陸上のことは何も知らなかった」。社会人になってから日々のケアや取るべき栄養について学び、選手として成長していった。そんな中で小坂田監督が驚いたのは練習前の動き作りに毎日2時間かけること。この習慣が、どんなレース展開でも崩れないフォームを生み出しているという。
昨夏の東京五輪を懸けた日本選手権は、けがの影響で力を出し切れなかった。その大舞台に出場した海外選手の体格の良さを見て、この冬場は筋力アップに取り組み、これが今季の台頭につながった。「世界陸上では9秒台を目指して準決、決勝と多く走れるよう、頑張っていきたい」。伸び盛りの有望株が力強く誓った。
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