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地域の足残す手だてを 三重・加太地区「廃村みたいになる」

2022年6月25日 05時05分 (6月25日 05時06分更新)
加太駅に到着した1両編成の列車=三重県亀山市のJR加太駅で

加太駅に到着した1両編成の列車=三重県亀山市のJR加太駅で

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 コロナ禍で鉄道の利用者数が低迷する中、各地のローカル線が赤字にあえいでいる。JR西日本は四月、中部地方を含む赤字十七路線の収支を初めて公表。存廃を含めた運営のあり方を沿線自治体と議論する考えを示し、波紋が広がった。人口減少に悩む地域の足や暮らしをどう支え、政治はどのような役割を果たすのか。参院選(七月十日投開票)の候補者らの論戦に、住民らは耳を澄ませる。 (横田浩熙)
 「日常的に使っているので、なくなったら困る」。三重県亀山市郊外の山あいにあるJR関西線加太(かぶと)駅。津駅(津市)まで四十分ほどかけて通勤する女性会社員(18)は顔を曇らせた。
 JR西が今回、収支の公表に踏み切った赤字路線の一つが、亀山(亀山市)−加茂(京都府木津川市)だ。加太が含まれ、地元はにわかに揺れている。
 加太駅は、一九三六年建築の木造駅舎を市がJR西から譲り受け、全面改修して四月にオープンしたばかりだ。サロンや鉄道資料の展示スペースを新設。周囲には橋梁(きょうりょう)やトンネルといった明治期からの鉄道遺産が十カ所以上ある。駅を拠点に魅力を発信し、移住者を呼び込もうと住民も動き始めた。有志が週六日、サロンで駅...

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