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【参院選コラム】首相の本音は「物価高容認」? 野党は真意の徹底追及を

2022年6月24日 13時55分 (6月24日 14時24分更新)
 街頭演説を終え、聴衆とタッチを交わす岸田首相=18日午後、山形市

 街頭演説を終え、聴衆とタッチを交わす岸田首相=18日午後、山形市

  •  街頭演説を終え、聴衆とタッチを交わす岸田首相=18日午後、山形市
  •  スーパーで商品を選ぶ買い物客ら=6月20日、東京都練馬区
  •  参院選が公示され、各地で支持を訴える(右から左へ、上段から下段へ)自民党総裁の岸田首相、立憲民主党の泉代表、公明党の山口代表、日本維新の会の松井代表、共産党の志位委員長、国民民主党の玉木代表、れいわ新選組の山本代表、社民党の福島党首、NHK党の立花党首=6月22日
  •  東京都生まれ。1991年に入社し、千葉支局、社会部、岐阜支局を経て、99年から政治部。首相官邸、与野党、外務省などを担当し、政局や憲法、外交・安全保障を中心に取材。政治部デスク、担当部長、編集局整理部長を経て22年4月から現職。散歩とジムと温泉が息抜き。
 思わず本音が出たのだろう。「わが国は相対的に低水準だ」。岸田文雄首相が6月13日の参院決算委員会で示した、昨今のエネルギーや食料品をはじめとする物価高への見解だ。参院選応援のための街頭演説などでも「欧米に比べて物価上昇率は低い」といった趣旨の見解を繰り返した。
 立憲民主党の泉健太代表が「無策だ」と突いた物価高への批判は、日に日に高まっている。22日に公示された参院選で主要野党は「岸田インフレ」と、さらに攻勢を強めており、いまや選挙戦最大の争点になった。
 「聞く力」が看板の首相は、政府対策本部の初会合を公示前日の21日に開き、肥料値上がりへの支援金支給や、節電ポイント付与のための制度創設を打ち出した。選挙戦では「5・5兆円の予備費を機動的に活用し、物価高騰に備える」と力説するが、これらがインフレ抑止の根本的な対策になるとは、到底思えない。
 ▽2%目標達成の好機?
 黒田東彦日銀総裁は6月6日の共同通信きさらぎ会での講演で「家計の値上げ許容度も高まってきている」と、ついポロッとしゃべってしまった。批判を受けてその後、慌てて取り消したが、発言の意図したところは首相と重なる。大規模金融緩和と円...

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