筆談対応 カード掲示 小松市職員が研修
2022年6月24日 05時05分 (6月24日 10時44分更新)
小松市は二十三日、難聴の来庁者に配慮した窓口対応についての研修を開いた。市では以前から会話の代わりに筆談での対応もしてきたが、筆談可能を示すカードを窓口に設置し、より安心して利用してもらえるようにする。
市いきいき健康課の職員が講師を務め、窓口業務に従事する職員四十五人が参加した。窓口で筆談する際に気を付けることを、動画や実演で説明した。誤解を招かないようにするため、「わかりかねます」は「わかりません」と表現するなど、簡潔で明確な言葉を使うよう呼び掛けた。
障害者差別解消法では、障害のない人と同じようにサービスの提供を受けられるよう合理的配慮を義務化している。市の担当者は「時間を使って窓口まで来ていただいている。日頃から親切丁寧に思いやりを持って対応しましょう」と話していた。(坂麻有)
関連キーワード
おすすめ情報