本文へ移動

九谷焼 ストリート融合 吉田さん 小松駅前にブランド店

2022年6月24日 05時05分 (6月24日 10時15分更新)
ストリートカルチャーをテーマにした九谷焼ブランド「九九谷」の食器や、スケートボードを扱う店を開いた吉田良晴さん=小松市土居原町で

ストリートカルチャーをテーマにした九谷焼ブランド「九九谷」の食器や、スケートボードを扱う店を開いた吉田良晴さん=小松市土居原町で

元協力隊・プロボーダー 若者に伝統を発信

 元小松市地域おこし協力隊員の吉田良晴さん(43)が二十三日、JR小松駅前で、自身の九谷焼ブランド「九九谷(くくたに)」の食器などを販売する店を開いた。店内には九谷焼の他に、カラフルなスケートボードも並ぶ。二〇二四年春に北陸新幹線開業を控えた同駅前での出店に、吉田さんは「若者や県内外の人が来て、人の出会いから新たなものが生まれる場所になったら」と意気込む。 (井上京佳)
 青森県三沢市出身の吉田さんは、三月までの三年間、小松市若杉町の九谷焼の展示体験施設「九谷セラミック・ラボラトリー」の運営に、協力隊員として携わってきた。プロスケートボーダーだった経験から、若者らに九谷焼を発信しようと、二年前に、ストリートカルチャーをテーマにしたブランド「九九谷」を立ち上げた。ポップなデザインが人気を呼び、県内や東京、福岡、沖縄のアパレルや雑貨店など十三店で取り扱われている。
 店はブランドと同じ「九九谷」と名付け、松と鶴の柄を転写したスケートボード型の皿や、九谷焼のスピーカー、古九谷や歌舞伎の隈(くま)取り柄のTシャツなど、九九谷の商品を販売する。
 スケートボードの用品などもそろえ、市内唯一のスケボーショップの役割も果たす。小松駅の高架下にはスケボーのパークがあり、吉田さんはボードのメンテナンスや、初心者のボード選びの相談にも乗る。
 今後は店内で、九谷焼作家や九谷以外の業界のアーティストの企画展を計画する。窯元とアーティストのコラボ、九谷焼作家とアパレルのコラボなどをプロデュースする考え。九九谷には、九谷焼と掛け算の九九の意味を込めたといい、吉田さんは「アーティストや若者と九谷焼をつなぎ、掛け算のように広がりを作っていきたい」と話す。
 日、月曜定休。二十三〜二十五日はプレオープン期間で、二十八日から本格営業する。平日は午後三〜七時。土曜は午後一〜七時。

関連キーワード

おすすめ情報