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キッチンカーでウクライナの味届けます 寄付金活用、避難民へ納車

2022年6月24日 05時06分 (6月24日 15時36分更新)
完成したキッチンカーの引き渡しを受けるイリーナさん(右端)ら=名古屋市緑区で

完成したキッチンカーの引き渡しを受けるイリーナさん(右端)ら=名古屋市緑区で

 ロシアによる軍事侵攻を受けて滋賀県彦根市に避難しているウクライナ人女性イリーナ・ヤボルスカさん(51)らが母国の郷土料理を販売するキッチンカーが完成し、二十三日に名古屋市緑区で納車式が開かれた。車の購入費は寄付金で賄われ、「とても感謝している。ウクライナの味を皆さんに食べてもらいたい」とイリーナさん。名古屋市内での出店も検討しているという。
 イリーナさんは三月下旬、ウクライナ東部のハリコフから母のギャリーナさん(80)と共に、彦根市で暮らす娘のカテリーナさん(31)と菊地崇さん(28)夫婦を頼って来日した。
 イリーナさんは日本の手厚いサポートに感謝し、恩返しをしたいとキッチンカーの出店を思いついた。販売するのは、クレープに似たウクライナを代表する家庭料理「ブリンチキ」。果物やクリームチーズを包んでスイーツにしたり、鶏肉を入れて食事にしたりする。
 キッチンカーを製作したフードトラックカンパニー(東京)の名古屋支店であった納車式では、ウクライナの空をイメージしたというホリゾンブルーの車体がお披露目された。蛇口をひねらずに水が止められるなど、保健所の許可を得るのに必要な衛生設備を備える。
 キッチンカーの購入資金などはクラウドファンディングで多くの人から集まった。カテリーナさんは「うれしいし、とても驚いた。たくさんのメッセージが力になります」と感謝した。
 七月九日から、まずは彦根城近くでイリーナさんとカテリーナさんが中心となって本格的に営業を始める。ウクライナの人がデザインしたTシャツやトートバッグなども販売する予定で、イリーナさんは「避難民を雇用する場所をつくっていきたい」と話した。
 (斉藤和音)

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