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「日愛交流」尽力の市民らと親睦 駐日アイルランド大使が伊勢訪問 

2022年6月24日 05時06分 (6月24日 16時26分更新)
カヴァナ駐日アイルランド大使(右)と握手を交わす河口さん=伊勢市岩渕の「遊酒β」で

カヴァナ駐日アイルランド大使(右)と握手を交わす河口さん=伊勢市岩渕の「遊酒β」で

 ポール・カヴァナ駐日アイルランド大使(66)が二十二、二十三日、伊勢市を初訪問した。二十二日夜には、伊勢市岩渕のバー「遊酒β」を訪れ、アイルランドとの交流に長年尽力してきた店主の河口昌弘さん(64)、和美さん(54)夫妻ら関係者十数人と親睦を深めた。
 県内で初めて樽詰めのギネスビールの提供を始めた遊酒βには、二〇〇三年、当時の駐日アイルランド大使ポドリグ・マーフィーさんも伊勢訪問の折に立ち寄った。「伊勢もぜひアイルランドと友好を持って」とのマーフィーさんの言葉を受け、河口さんは「アイリッシュ・ネットワーク・ジャパン(INJ)」の三重支部を立ち上げた。アイルランドの国民的祝日「セントパトリックスデー」(三月十七日)のパレードの伊勢市での開催や、伊勢神宮外宮でのアイリッシュ音楽の奉納演奏など、アイルランドと伊勢をつなぐ活動に関わってきた。
 八月に駐日大使の任を終えて帰国するカヴァナさんは、今年三月の奉納演奏の際に伊勢訪問を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大でかなわず、今回念願の初来訪となった。
 二十二日夜は、INJメンバーやアイリッシュ音楽関係者など十数人が東京などから遊酒βに集い、歓談や食事、音楽などを楽しんだ。ダブリン出身でギネスの醸造所の近くが生家というカヴァナさんは、同店のギネスビールも味わい「ダブリンで飲むのに似た味がする」と太鼓判を押した。また、河口夫妻を「すばらしい友人たち。アイルランドと日本を結び付ける活動をしてくれている。日本人にとって大事な場所である伊勢に来られて光栄」と語った。
 同市御幸道路の鳥居型モニュメント「伊勢大鳥居」も二十二日の一夜限り、INJのメンバーらによりアイルランドのナショナルカラーの緑にライトアップされ、カヴァナさんも現地を訪問した。
 河口昌弘さんは「活動を始めた頃は、ここまで輪が広がると思っていなかった。続ける大事さを実感している。これからももっと、友好を大きくしていきたい」と夢を描いた。
 (鈴木沙弥)

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