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中2で卓球Tリーグ契約 13歳小塩悠菜“異色”の経歴…ボクシング没頭→早田ひなを育てた名門クラブ入り

2022年6月24日 06時00分

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練習中に笑顔を浮かべる小塩悠菜

練習中に笑顔を浮かべる小塩悠菜

  • 練習中に笑顔を浮かべる小塩悠菜
  • 小塩悠菜のグリップ
 卓球女子の小塩悠菜(13)は中学2年生にして異色の経歴を持つだけではなく、プレースタイルも異色だ。今季はTリーグのトップ名古屋と契約し、国内トップ選手との試合で飛躍を期す。目標は2028年ロサンゼルス五輪のシングルス金メダル。「他の人がやっていないプレーをして世界を驚かせたい」。変幻自在のプレーは自身のアイデンティティーでもある。
   ◇   ◇
 小塩のようにラケットを持つトップ選手は世界を探してもいない。フライングディスクを扱うようなラケットさばき。競技を始めた6歳の頃から変わっていない。3年ほど前からは台から下がるとシェイクの握りに変え、目くらましのカットマンに変じる。
 「人がやらないことをやるのが楽しい。面白い卓球をしたら、見る人も楽しいと思うし」
 トップ名古屋の若宮三紗子監督(33)は、そのスタイルに将来性を見いだす。「身体能力の高さがまず一番で、プレーも唯一無二。中学生がトップ選手と試合する経験はなかなかできない。高いレベルでどこまで通じるのか楽しみ」
 そんな小塩が一時期、ラケットを握らずグローブをはめた。小学4年のころ、掛け持ちで取り組んでいたボクシングに没頭し、27・5キロ以下の部で日本一のタイトルを手にした。しかし対戦相手が少なく、小学5年から卓球一本に。岐阜県の実家を離れ、2020年全日本女王の早田ひな(21)らを育てた福岡の名門、石田卓球クラブに2年間、身を置いた。
 「寂しくなかった」と振り返る寮生活では自立心を育んだ。リングで培われた技術もある。「フットワークは共通し、一瞬で力を出せるようになったのはボクシングのおかげ。フォアハンドの威力が上がった」
 Tリーグの試合は1台の卓球台に観客の全視線が注がれる。負けん気の強さと、どんな球にも食らいつく小気味よさは要注目だ。「Tリーグは近くに観客がいるので、いいプレーをして沸かせたい」。卓球ファン以外にもその名が知れ渡る日も遠くない。
▼小塩悠菜(おじお・ゆうな) 2008年7月5日生まれ、岐阜市出身の13歳。全日本選手権8強の母・真弓さんのもと、6歳から卓球を始める。16年に小学2年以下のバンビの部で全日本選手権優勝。21年にJOCエリートアカデミーに入校。19年の世界ジュニア選手権で準優勝した3歳上の姉・遥菜と姉妹で切磋琢磨(せっさたくま)している。

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