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<目耳録> 不誠実

2022年6月23日 16時00分 (6月23日 16時00分更新)
 長野市議在任中に商品券などを有権者に配っていたとして元市議の八十代男性が公選法違反(寄付行為)容疑で書類送検された。疑惑の浮上から約二週間。今月七日、初めて公の場で説明した。
 焦点は違法性の認識があったかどうか。だが、「社会通念上、許されると甘く考えていた」との釈明に終始した。十四期も務めたベテランとは思えない発言だった。
 長野県警が書類送検の容疑としたのが昨年一年間の寄付行為。ただ、ある有権者は取材に「何年も前から商品券をもらっていた」と証言していた。この疑惑にも「高齢」を理由に「記憶にない」と繰り返すばかりだった。
 あまりに不誠実な受け答えにあきれるしかなかった。貴重な一票を投じた有権者は納得するのだろうか。参院選が公示された。他の政治家も自分の事として襟を正してほしい。
 (今坂直暉)

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