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状況見て立ち方工夫して!!

2022年6月23日 11時12分

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グリーン周りのアプローチ編

 グリーン周りのアプローチでは、ライの状況を的確に判断することがとても重要です。ライが良くないのに無理に打ち上げようとして、スイングを変えることは良くありません。ライが良い時も悪い時も、球の置く位置や立ち方を工夫することで対処できます。
 (取材・構成 堤誠人)

無理にスイング変えてはダメ!!

 「ピンが手前なのでスピンをかけて球を止めたい」、「ピンが奥なのでランを出して寄せたい」…。このようにグリーン周りから打つ時のボールポジションで、球を真正面より右側に置いて打ち上げようとしたり、逆に左側へ置いて低く打とうとしたりする過ちをするアマチュアの方がいます。
 グリーン周りでのアプローチは、まずライの状況を見極めることです。例えば、ピンがグリーン奥の時にライが少し沈んでいるのであれば、球を右足の前のあたりに置きます。そして、少しロフトを立てて、軽くクラブヘッドの重みで突っつくように打ちます。
 この時は球を右側に置いているので、突っつく時はクラブヘッドの裏側の前の刃がしっかりと地面に入っていく感じになります。ライが悪いのに球を上げようとすると最下点まで刃が入っていかず、球をうまく拾うことができません。
 また、ライが良くて球を止めたい時には、球を左足の前に置きます。少しフェースを開き、体も少し開いて、ソールの裏が長く地面を滑るイメージを持ってゆったりとスイングします。
 球を上げたいからといって急にしゃくり上げるようなスイングをしたり、転がしたいからといって急に打ち下ろすようなスイングをしたりすることはとても危険です。
 それほど打ち方を変えなくても、クラブの入り方というのはボールポジションや立ち方によってコントロールできます。まず、打ち方よりも立ち方を工夫してみれば良いと思います。
 ディボットに入った球を上げようとしても、それは不可能です。ならば、球を右足よりもさらに右に置いて突っつきます。ボールポジションで十分にスピン、高さ、スピードをコントロールできるので、ぜひ、やってみてください。

【辻にぃ 心の声】女子でも260ヤード当たり前 「お化け体」必要な時代

 最近は男子で300ヤード、女子も260ヤードくらい飛ばす選手が当たり前のようになりました。道具の進化はもちろんですが、トレーニングの成果も大きいと思います。
 全米女子オープンへ行った時も、畑岡奈紗選手がラウンド後にジムで汗を流している姿をよく見ました。小柄ながら米ツアーの大柄な選手に引けを取らない飛距離やパワーを見せているのは、日ごろからの努力のたまものでしょう。
 私が2000年ごろに欧州ツアーの試合に出場した時、ビジェイ・シン選手(フィジー)らがスタート前もウエートトレーニングに取り組んでいる姿を見て衝撃を受けました。今は、女子選手も体づくりが必要な世界になってきています。
 男女とも体の大きなジュニア選手が出てきていますし、プロに匹敵するほどの飛距離を持つ選手もいます。米ツアーでは280ヤードを飛ばす女子選手が何人もいました。野球でも大谷翔平選手(エンゼルス)や佐々木朗希選手(ロッテ)は160キロ台の速球を投げ込みます。もはや「お化け体」が必要な時代となったように思います。

 ▼辻村明志(つじむら・はるゆき) 1975年9月27日生まれ、福岡県出身の46歳。11歳でゴルフを始め、千葉・学館浦安高時代に関東ジュニア選手権高校男子の部、関東高校選手権など優勝。日大では関東学生選手権優勝、朝日杯争奪日本学生選手権2位など。2000年8月にプロ転向し、01年9月に下部ツアーのアイフルチャレンジカップ・オータムで2位となった。11年以降に本格的にコーチとなり、女子を中心に多くのトッププロを指導している。

 取材協力 鎌ヶ谷カントリークラブ(千葉県鎌ケ谷市中沢1348) 
 (電)047-444-4111(代表)
(毎月第2・4木曜日の紙面に掲載)
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