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南風仕込みの「美人さん」 安城・手延べそうめん

2022年6月23日 05時05分 (6月23日 17時05分更新)
リズミカルに麺を延ばしていく従業員=安城市和泉町で

リズミカルに麺を延ばしていく従業員=安城市和泉町で

 安城市和泉町の特産品「手延べそうめん」が、生産の最盛期を迎えている。二間(三・六メートル)の長さと、もちっとした食感が特徴で、のど越しの良さが暑い夏にぴったり。今年も全国から注文が相次いでいる。
 江戸時代に食料不足に苦しむ農民が作り始めたとされ、今も町内の数軒で当時のまま引き継がれている。小指ほどの太さから、二本の竹の棒を使って直径一ミリにまで延ばしていく。乾かした後、三河湾からの湿った南風に当てる「半もどし」という製法が、独特の食感を作り出す。
 同町のみや子製麺では、二十二日も朝から、従業員四人が作業に追われた。天候に合わせて、塩水の量や濃度を微妙に調整して生地を用意する。作業場の室温は三五度、湿度60〜70%に設定され、従業員の額には汗が浮かぶ。
 四代目の早川千代子さん(65)は「うちの麺は見た目も良くて美人さん。いろいろアレンジするよりも、シンプルに味わってほしい」とPRする。生産は八月中旬まで続く。
 (四方さつき)

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