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顔触れ多彩 訴えは 県内有権者 熱いまなざし  物価高、農業、コロナ禍… 

2022年6月23日 05時05分 (6月23日 09時59分更新)
真剣なまなざしで出陣式に出席する支援者ら。どんな思いを1票に込めるのか=22日、福井市で(山田陽撮影)

真剣なまなざしで出陣式に出席する支援者ら。どんな思いを1票に込めるのか=22日、福井市で(山田陽撮影)

 参院選福井選挙区では二十二日、過去最多の六人が立候補した。主婦、中堅、ベテラン、海外との縁が深い人と、多彩な顔触れの候補者がどのような政策を示し、日本の未来をどう描くのか−。候補者と立場や年代が重なる県内有権者に、選挙戦のどこに注目するのか聞いた。=<1>面参照 (栗田啓右、畑明日香、中田誠司、牧悠平、北原愛)
 敦賀市井川の主婦岩崎延子さん(53)は、嶺南を地盤とする候補者がいないことを踏まえ「当選後も嶺南含めて県内全体をよく見て、頑張ってくれる人がいい」と要望。政策面では「物価高をどう抑えてくれるのか、気になる」。
 候補者の半数は四十代だ。ヨガインストラクターで農業の中垣内えり香さん(42)=あわら市熊坂=は「同世代が当選した方が、意見が伝わりやすい世の中になりそう」と「若さ」に期待する。関心を寄せるのは食の安全だ。「母親として興味がある。農業をやって、農薬を多く使わなければやっていけない現状を知った」と理由を話す。
 「ガソリン・軽油や建設資材の高騰対策を」と話すのは、建設業を営む永田貴博さん(42)=越前市粟田部町。治山工事を手がけてきたが、鉄鋼材の価格は昨年後半から高騰し「発注しても入ってこない」。工事受注価格は変わらず、利益は削られる一方。「工期が決まっているのに、悪循環だ」と窮状を訴えた。
 県内唯一の養蚕農家、杉本百合子さん(82)=福井市足谷町=は「農業や林業の発展に力を入れてくれる人がいるといい」。県内でも後継者不足は深刻だ。「農林業全体の生産効率や食料自給率が上がるような補助金を」と、ベテランの立場から若い世代を呼び込む取り組みを願う。
 漆器製造・販売業の下村一希さん(31)=鯖江市片山町=は「地方の未来を切り開く政策を示して」と話す。大学卒業後に家業に入り、営業を担当してきた。今回の資材高騰やコロナ禍のダメージは予想以上で、出口が見えない。「中小企業やベンチャーに支援を」と望む。フランス籍の妻との間には子どもが二人おり「子育て支援や国際交流にも力を入れてほしい」と訴えた。

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