おおい「通年議会」導入可決 県内初、次回招集から
2022年6月23日 05時05分 (6月23日 09時54分更新)
おおい町議会は六月定例会最終日の二十二日、町議会の会期を通年とする「通年議会」導入のための議員発議による条例改正案を全会一致で可決した。次に町長が招集した議会から通年議会を本格導入する。遅くても九月定例会までにスタートすることになる。通年議会の導入は県内初。 (相原豪)
通年議会では、常に「開会」の状態となり、議長の判断ですぐに本会議を再開できる。災害など緊急事態での素早い対応や継続的な行政監視による議会機能強化が期待される。年間を通して委員会活動もできる。
町議会はこれまで、年四回の定例会で予算や議案の集中審議をしたのち閉会していた。通年議会の導入を巡っては、議会運営委員会が中心となって二〇一七年から検討を進めてきた。
中塚寛町長は「公益に資する議論の質の向上に期待したい」とコメントを発表した。
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