元教員の脚本家谷口さん 元同僚や教え子が追悼文集
2022年6月23日 05時05分 (6月23日 11時11分更新)
津東高校(津市)などで教壇に立ち、昨年五月に八十歳で亡くなった元高校教員の脚本家、谷口晃さん=鈴鹿市=の足跡をたどる追悼文集を、元同僚ら有志がまとめた。谷口さんは教員を定年退職後、シナリオライターの道を志して再出発し、時に厳しく、時に優しく、教え子や世の中に目を向け続けた。関係者は「こんな生き方をした先生がいたことを知ってほしい」と話す。
谷口さんは一九六七年に三重大教育学部を卒業後、高校の社会科教員になり、演劇部顧問も務めた。津東高校では二十六年間、社会科や演劇を指導した。
教員時代も脚本を書いたが、本格的に学ぶため、退職後に上京。二〇〇六年には自作のシナリオが月刊誌に掲載され、映画化された。創作活動の合間に県史に演劇史についての執筆もした。...
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