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閉鎖したプールでアカギツネくつろぐ 名古屋・大高緑地で撮影

2022年6月22日 05時05分 (6月22日 16時51分更新)
現在使われていないプールの敷地内で眠るキツネ=名古屋市緑区の大高緑地で(関上さん撮影、提供)

現在使われていないプールの敷地内で眠るキツネ=名古屋市緑区の大高緑地で(関上さん撮影、提供)

 人けのない、広々としたプールでくつろぐキツネ−。そんなほのぼのとした光景に、野鳥観察が趣味の名古屋市緑区桶狭間神明の会社員、関上裕文さん(65)が出くわした。「よほど安心していたのか、寝返りまでして熟睡していた」と和らいだ声で振り返る。
 十八日午前八時半ごろ、同区の大高緑地を散歩していた関上さん。老朽化で昨年、五十年の歴史に幕を閉じたはずのプールに見慣れない姿が。「まさかこんなところにキツネがいるなんて。慌てて写真を撮った」
 なごや生物多様性センター(天白区)によると、アカギツネで間違いない。二〇二〇年の名古屋市版レッドリストで絶滅危惧IB類に指定されているものの、近年は生息域が拡大傾向にあるという。〇〇年ごろは守山区の東谷山などに限られていたが、現在は緑区や名東区、天白区などでも確認されている。
 警戒心が強く、人が近づけば逃げていく性質で、同センターは「閉鎖になったプールで、人が来ないことを知っていて、安心していたのでは」と指摘。ただ、野生動物は感染症の恐れもあることなどから、「むやみに近づかず、温かく見守って」と呼び掛けている。(多園尚樹)

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