みんな「ジョー」が好きだった 一力ジムの小林会長、9月にメモリアル興行【山崎照朝・撃戦記】
2022年6月22日 06時00分
ボクシング漫画「あしたのジョー」(高森朝雄=梶原一騎)は、週刊少年マガジン(講談社)に1968年1月1日号から約5年半に渡って連載された。70年前後は学生運動が盛んな時期で、バリケードの中に無造作に置かれた少年マガジンが記憶にある。中でも「あしたのジョー」は人気で、皆「ジョー」が好きだった。
物語の舞台は下町の東京・墨田区。今はスカイツリーで注目度を高めているが「あしたのジョー」との関わりは深い。過去には、高森さんの長男、城さんの協力を得て展覧会が催されたこともあった。
「あしたのジョー」に引かれ、その墨田区の鐘ケ淵に、一力ボクシングジムを開設したのが、小林一会長(73)。現在、東洋太平洋(OPBF)バンタム級王者・栗原慶太(29)と同スーパーライト級王者・近藤明宏(37)を擁している。「なんたって、ジョーの地元ですから」と小林会長。思いは強く、携帯電話ケースや腕時計、Tシャツとグッズを制作、販売している。9月22日には「あしたのジョーメモリアル」興行も企画。メインイベントは、王者・栗原に千葉開(29)=横浜光=が挑戦するタイトルマッチを組んだ。
「あしたのジョー」の連載から54年。護国寺は、極真会館・大山館長と高森先生の菩提(ぼだい)寺。近々、今年2度目の護国寺詣でを予定している。
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