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【石川】野生ホタル乱舞 光跡きらり 白山麓の水田で見ごろ

2022年6月21日 05時05分 (6月21日 12時52分更新)

夕闇に黄緑色の光跡を描いて乱舞する野生のゲンジボタル=白山市渡津町で


 白山麓の白山市渡津町の水田で、野生のゲンジボタルが見ごろを迎えている。気温が上がった十九日夜には、夕闇の中、三十匹ほどのホタルが黄緑色の光跡を描きながら乱舞。訪れた人たちが幻想的な光景を楽しんでいた。二十三日からは地元の保存会が観察会を開く。
 ゲンジボタルは体長約一五ミリ。幼虫は水中で過ごし、六月ごろに成虫になると、約二週間ほど生きる。雨上がりなどの蒸し暑い夜に活発に飛び回り、午後八時前後が最も観察しやすい。
 渡津町では住民団体「渡津蛍保存会」が大日川沿いの農地に設けた「白山麓 渡津蛍の里」で、農薬をほとんど使わない水田を整備するなど、ホタルの保護に取り組んでいる。より小型のヘイケボタルも観察できる。
 観察会期間中は保存会員が交通整理する。今年から、会場の農地に仮設テントを設置。ホタルが生息できる環境や、農薬を使わない農業についてチラシなどで紹介する。保存会の大田豊会長(73)=白山市渡津町=は「ホタルはきれいだという感想だけにとどまらず、農薬を使わずに自然との共生を考えるきっかけにしてほしい」と期待する。
 獣害対策の電気柵に注意が必要。ピークは二十七日ごろから今月末まで。(問)保存会事務局076(254)2198(吉田拓海)

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