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【がんがつなぐ足し算の縁】笠井信輔 読者からの反響編(2) 家族を、日常を、守りたい

2022年6月21日 05時05分 (6月21日 11時03分更新)
 これまでに計12回を重ねたフリーアナウンサー、笠井信輔さん(59)の連載「がんがつなぐ足し算の縁」。読者から届いた自身や家族の闘病体験、連載への感想などは100通を超えます。最愛の人を失った悲しみ、突然病魔に襲われたショック…。今回は、それでも前を向き、家族を、日常を守りながら生きていく人たちのストーリーを届けます。(細川暁子)
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肉腫で娘を亡くした女性


葵斗君㊧、湊斗君㊨を抱く小林昌子さん=名古屋市内で

 間もなく4歳になる双子の葵斗(あおと)君と湊斗(みなと)君はやんちゃざかり。「ばーば、早く公園行こう」。名古屋市緑区の小林昌子さん(70)は、ぐずる孫たちを膝の上でぎゅーっと抱き締める。浮かぶのは、彼らを残して亡くなった娘の顔だ。「どんなに自分で育てたかっただろう」。時々泊まりに来る2人は今、小林さん夫婦の大きな力だ。「寂しくないよう娘は命をつないでくれた。ありがとう。感謝です」
 娘の萩野磨由子さんが亡くなったのは2020年4月19日。39歳だった。最初の異変は妊娠4カ月ごろの18年2月。左脚の腫れがひかず、整形外科を受診した。打ち身の診断だったが、痛みは日に日に増した。別の病院で診てもらうと、左足首の上辺りに血腫があるのでは...

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