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【石川】地域協力隊員が補助金不正 中島 空き家活用事業、偽領収書

2022年6月21日 05時05分 (6月21日 09時56分更新)
空き家を改修した複合施設=20日午後、石川県七尾市中島町中島で

空き家を改修した複合施設=20日午後、石川県七尾市中島町中島で

 石川県七尾市中島地区で活動する市地域おこし協力隊の男性(51)がニセの領収書を作り、受け入れ団体の中島地域づくり協議会から不正に四十五万円を受け取っていたことが分かった。男性は二十日、本紙の取材に領収書の偽造を認め、「色気が出てしまった」と述べた。協議会は男性に全額返還を求める方針。
 協議会は昨年夏、地域活性化のため空き家を複合施設に改修するプロジェクトに着手し、この男性が担当した。協議会関係者によると、この取り組みを巡り、男性は昨年七月〜今年三月の九カ月間、家主に月五万円の家賃を支払ったとする三月二十八日付の領収書を協議会に提出した。協議会は市の補助金「ふるさと創生ゆめ基金」から男性に四十五万円を支払った。
 しかし、家賃を受け取ったはずの家主の姉が協議会に、無料で貸しており家賃は発生していないと説明。不審に思った協議会が男性に聞き取り調査をしたところ、不正を認めたという。
 男性は取材に「補助金の交付決定後に相手方から家賃はいらないから改修に回してくれと言われた。ただ補助金は改修に使えないと知り、色気が出てしまった」と説明。四十五万円はプロジェクトの別の用途に充てたとし「着服はしていない」と語った。
 協議会役員は「補助金は税金で不正はだめ。男性に全額返還を求めるつもり」と話し、市地域づくり支援課担当者は「補助金を目的と異なる使い道にしたのなら、協議会に返還を求めることになる」と述べている。(稲垣達成)

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