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感謝伝える 重厚テノール 元金沢市議 86歳鴻野さんリサイタル

2022年6月20日 05時05分 (6月20日 09時46分更新)
ピアノの伴奏に合わせ、テノールの歌声を響かせた鴻野博司さん=19日、金沢市アートホールで

ピアノの伴奏に合わせ、テノールの歌声を響かせた鴻野博司さん=19日、金沢市アートホールで

 八十六歳の元金沢市議、鴻野博司さん=同市金石北=による初の独唱リサイタル(北陸中日新聞後援)が十九日、市アートホールで開かれた。議員時代の知人やかつての合唱仲間で会場の約三百席はほぼ埋まり、鴻野さんの重厚なテノールの歌声に拍手が送られた。
 能登地方を震源とする地震発生時には、緊急地震速報のアラームが鳴り一時中断したが、安全を確認して再開した。鴻野さんは「荒城の月」や「オーソレミオ」など国内外の九曲を情感たっぷりに歌い上げた。自ら設立に尽力し、三十年近く所属する市民合唱団のメンバーとは、金沢ゆかりの曲目で共演した。
 同市山科町の河原ユキ子さん(74)は、鴻野さんと合唱団で仲が良く、二〇一九年に七十九歳で亡くなった夫進さんの遺影を手に訪れ「人望の厚さを感じる素晴らしいリサイタルだった。夫も天国で感心していると思う」と話した。鴻野さんは「皆さんへの感謝を伝えられた。今後も死ぬまで歌い続けたい」と意欲をのぞかせた。(河野晴気)

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