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認知症のいま

2022年6月20日 05時05分 (6月20日 05時05分更新)
 高齢化が進む日本社会で、避けて通れないのが認知症対策。二〇二五年には、高齢者の五人に一人が認知症になるという予測もある。本人や家族、地域社会は、この病とどう向き合えばいいのだろう。

 国内の認知症 厚生労働省は、国内における65歳以上の認知症の人は約600万人(2020年現在)と推計している。さらに、25年には、高齢者の5人に1人の約700万人が認知症になるとの予測もある。脳血管障害やアルツハイマー型認知症などで65歳未満で発症した若年性認知症者数は、約3万5700人(同)と推計されている。

遊び、笑い、探しながら 作家・エッセイスト 阿川佐和子さん

阿川佐和子さん(撮影・枦木功)

 銀行から下ろしてきたお金を、どこにしまったか分からない。そんなことが何度かあり、母に認知症が始まったとうすうす感じていましたが、はっきりと自覚したのは二〇一一年秋。東日本大震災の話をしたら、何も覚えていなかったんです。周りに親の介護経験者がいたんですが、「アガワは今、張り切っているけど、二、三年でなんとかなると思ってない? 一人でできると思っちゃダメ。長丁場なんだから」と言われて。がくぜんとしたのを覚えています。
 私が子どものころに住み込み...

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