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〈わけあり記者がいく〉 ITと手術で反転攻勢 「生きる意味」かけた挑戦

2022年6月17日 11時08分 (6月17日 11時46分更新)
 「わけあり」な人たちも「人材」になるには、新しいものにひるんではならない。果敢に挑戦する姿を世に示すのだ。あなた方が可能性を開いた分、人類は進歩するのだから―。
 「わけあり記者」こと私、三浦耕喜(52)も目下、二つのことに挑戦している。一つは仕事でIT機器を使いこなすこと。もう一つは脳の手術を受け、進行するパーキンソン病に反転攻勢をかけることだ。
 前者は、ハンディのある人が生活と仕事との両立を図るためには、進歩著しいIT機器が必須の道具だということだ。それによって障害者も移動のストレスから解放され、いわゆる「健常者」と対等に働ける。「わけ」を理由に保護を受けることに甘んじる姿勢は、もはや説得力を失っている。
 私も、身の危機をIT機器に救われている。前々回(四月十三日付)から、外出中に体が動かなくなった場合、どうSOSを発するか、自身の体験を軸に書いてきた。その中で紹介したのは、つえに付けたヘルプマークの裏に緊急連絡先を書くなど、アナログ的な対策だったが、実際に救援を要請するために用いていたのはスマートフォンだ。
 先日もそうだった。風に夏の気配を感じる休日、私は運動がてら、趣味である百...

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