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今回はやいのやいの言ってしまいました。「投手・根尾」と波留コーチの件について【立川志らくのドラ放談】

2022年6月17日 06時00分

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リーグ戦再開を前に気合十分の立川志らく師匠

リーグ戦再開を前に気合十分の立川志らく師匠

 竜党を自負する著名人が独自の視点でドラゴンズ愛をつづる企画「ドラ放談」。落語家の立川志らく師匠(58)が交流戦期間中にリーグ最下位に転落したことに心を痛めつつ、チームの逆襲に期待を込めた。投打の二刀流に挑んできた根尾昂(22)が投手に本格転向することにも本音をズバリ。今回は、やいのやいの言います―。
 ◇  ◇  ◇
 わがドラゴンズが連敗をして交流戦に突入した際に、外野から立浪監督に対する非難の声が聞こえてきた。その時、私は「立浪監督は切り札なんだから、やいのやいの言いなさんな」と叫んだ。
 与田前監督の時に散々やいのやいの言っていたくせに、と一部のファンに絡まれたが、いや立浪監督は1年目でミスタードラゴンズ、つまり切り札なんだから、もうしばらく見守ってあげようということ。
 ただ交流戦も終わり、何と最下位。それも連敗中。連敗で始まり、連敗で終わる。そりゃ最下位にもなる。やいのやいの言うつもりはなかったが、2つ疑問が湧いた。
 1つは波留打撃コーチの怒声の件。12日の日本ハムとの試合中、選手たちに向かって「いつまでも甘ったれて野球をやってるな!」と怒鳴る音声がテレビ中継に入ってしまった。
 まあハッパをかけただけのことだが、首脳陣がいらついてどうする? 怒鳴って強くなるなら、いくらでも怒鳴ればいいが、そんなのはキャンプ中にやるべきこと。選手たちは一生懸命やってるはず。どうすれば勝てるかを頭で分からせる、それがプロではないか。
 昨今、首脳陣が怒鳴るようなチームに強いチームはない。去年、負け試合で覇気のない選手の顔を何遍か見てガックリしたが、今年は変わってくれるはずと信じていた。ひょっとして選手は首脳陣の顔色を見て試合をしているのかなあ。
 もう1つやいのやいの。根尾の投手問題。投手転向というならこれもキャンプ中にすべきだよ。最初は外野へコンバートだったのに京田の2軍落ちでショートへ。そして二刀流。大谷ばりの二刀流でスターになるのかと期待していたらここへきての投手転向。おい、そのうち根尾はドアラにされちまうぞ! 監督はどっちつかずはいけないとおっしゃった。でも、たまに代打で使うかもしれないって、それをどっちつかずと言うのでは? 
 やいのやいの言うなと言いながら、誰よりもやいのやいの言ってしまった。ファンは今年こそは、と期待していた分、ここへきてのまさかの最下位に、それも新庄日ハムに3タテを食らっての最下位にショックを受けている。
 もちろん、今年は最下位でもいい。長期展望、ドラゴンズ黄金期への土台固めの時期なんだから。ただ、選手たちが戦う集団になってくれていれば、我慢はできる。根尾が敗戦処理から緊迫した展開へのリリーフを経験し、宿敵読売戦に先発!―となれば負けても拍手を送ったのに。一番悲しいのが波留コーチの怒声の内容。このチームはまだ土台作りに入っていなかったことが露呈してしまった。
 でも、ファンは信じている。波留コーチの怒声により選手がよみがえり、根尾がやがて大野雄大、柳、小笠原と並ぶ先発投手として大活躍すると。大島、ビシエド、高橋周平が本来の働きをして、京田が戻ってきて、投手陣が前半戦以上の活躍をして、常勝軍団への入り口が今年見ることができると信じています。
 今年はもうやいのやいの言いません。もし言うとしたら、その入り口を全く見せてくれなかった時。まだオールスター前だ。優勝だって十分狙えるぞ!(落語家)
 ▼立川志らく(たてかわ・しらく) 1963年8月16日生まれ、東京都出身の58歳。本名・新間一弘。日大芸術学部在学中の85年10月に落語立川流家元の立川談志に入門。88年に二つ目となり、95年に真打ち昇進。映画に造詣が深く、「シネマ落語」で注目を集める。98年の「異常暮色」で映画監督デビュー。2003年に劇団下町ダニーローズを結成した。TBSテレビ系の情報番組「ひるおび!」でコメンテーターを務める。

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