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練習場、子どもも華麗に 小牧・トライアル専門店

2022年6月15日 05時05分 (6月15日 11時07分更新)
寺沢さん夫婦が営む専門店には修理で預かったバイクや部品が並ぶ=小牧市大草のティーアールプロダクトで

寺沢さん夫婦が営む専門店には修理で預かったバイクや部品が並ぶ=小牧市大草のティーアールプロダクトで

  • 寺沢さん夫婦が営む専門店には修理で預かったバイクや部品が並ぶ=小牧市大草のティーアールプロダクトで
  • 急斜面をバイクで駆け上がる子ども=岐阜県可児市のトライアルパークヤマグチで
 「トライアル」をご存じだろうか? 傾斜や障害物のあるコースをオートバイに乗ったまま走破する競技だ。小牧市大草に、元プロ選手寺沢慎也さん(46)が営む専門店「TRproduct(ティーアールプロダクト)」がある。六月初旬、寺沢さんの案内で犬山市のリトルワールド近くにある練習場を訪ねると、年代問わず多くの人でにぎわっていた。
 軽快なエンジン音を響かせて、高さ十メートルはありそうな急斜面をバイクで駆け上がる。コースにちりばめられた天然の岩や土管、タイヤを、前輪を持ち上げたりしながら乗り越えていく。岐阜県可児市の市境の山中にある「トライアルパークヤマグチ」で華麗な走りを見せてくれたのは、小中学生の子どもたちだった。
 寺沢さんの長男迪志(ゆうし)君(10)と長女心結(みゆ)さん(9つ)も腕前を披露してくれた。ともに大人に交じって全国大会に出場する実力者だ。迪志君は「だんだん走れる場所が増えてくるのが楽しい。将来は世界チャンピオンになりたい」と夢を語る。
 「技術を競うトライアルは、努力した分だけ結果が出るのが魅力。スピードを出すわけではなく、子どもからお年寄りまで楽しめる」と寺沢さん。大会では、いかに足を地面に着けずに走り切れるかが評価のポイントになる。
 バイクの性能は順位に直結せず、排気量などの規定はない。公道を走らないので免許も不要だ。妻の智江さん(41)は、危ないからと親にバイクの免許取得を反対され、トライアルを始めたという。
 寺沢さん自身は六歳ごろ、来日していた世界チャンピオンの走りを間近で見たのがきっかけになった。十七歳でプロになり、最高峰の国際A級スーパークラスで活躍。二十三歳で引退後、バイクの整備士などを経て二〇一一年、大草の鉄工所跡地を再利用して店を構えた。
 店内には修理で預かっているバイクがずらりと並ぶ。寺沢さんは「持ち主が乗りやすいバイクにいかに仕上げるか。感覚的な調整が必要」と話す。ライダーとしての経験を生かした整備が好評で、全国から依頼を受けている。バイクの販売もしており、子ども用の試乗もできる。
 トライアルパークヤマグチの一日の利用料は一般千五百円、小中学生、女性、六十五歳以上千円。寺沢さんの店で利用を申し込めるほか、希望に応じて体験会も開いている。(問)ティーアールプロダクト=0568(78)2112
 (水谷元海)

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