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豊川の母殺害、懲役8年求刑 29歳被告に検察側

2022年6月15日 05時05分 (6月15日 05時05分更新)
 愛知県豊川市の民家で二〇一八年、介護していた母親=当時(55)=を殺害したとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた同市古宿町、無職青谷良樹被告(29)の裁判員裁判の論告求刑公判が十四日、名古屋地裁岡崎支部であった。検察側は懲役八年を求刑し、結審した。判決は十七日。
 検察側は論告で、身体が不自由で抵抗できない状態の母親に対して両手で首を絞め、殺害した点について「強固な殺意に基づく危険な犯行」と指摘。これまでの生活環境や、母親の言動が犯行に影響したとしても、「同情すべき事情は乏しい」と非難した。
 弁護側は最終弁論で、被告が十代後半から少なくとも七年間、母親の世話を一人で担い、「介護疲れを動機とする事件」と主張。「ヤングケアラー」や「若者ケアラー」に該当し、学業や就労の支援などが必要な状態だったとして、執行猶予付きの判決を求めた。
 起訴状などによると、被告は一八年六月下旬から七月上旬ごろの間、自宅で母優子さんの首を絞めて殺害。遺体を二一年十月二十六日まで放置し、遺棄したとされる。

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