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重量挙げ女子重量級パリ五輪目指す中嶋友菜 12月の世界選手権へ記録伸ばす

2022年6月15日 06時00分

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パリ五輪を目指す中嶋友菜

パリ五輪を目指す中嶋友菜

 重量挙げの女子重量級で2年後のパリ五輪を目指しているのが東京国際大3年の中嶋友菜(20)だ。目標は国際大会でも入賞レベルのトータル250キロ。現在は12月にコロンビアで行われる世界選手権に向け、地道な強化に取り組んでいる。
 順調に記録を伸ばしている。今春の全日本女子選手権ではスナッチが大会新の102キロ、クリーン&ジャークが日本新の138キロでトータルも大会新の240キロ。目標の250キロにあと10キロと迫った。
 富山・滑川高に入学した2017年に競技を始めた。「中学校の先生に勧めてもらい、練習を見学したら、みんなが励まし合いながらやっていて楽しそうだった」。小学3年からプレーしていたバレーボールを続けることは、身長が低いためちゅうちょしていた。迷いなく未知の競技に取り組むことを決意した。
 悔しさをばねに成長を続けた。高校入学から約2カ月後に行われた北信越選手権の75キロ超級では設定記録に及ばず、全国大会の出場を逃した。「初めての大会で緊張した。悔しい思いをした。でも、試合を重ねるうちに緊張ではなく楽しさを感じるようになった」
 高校2年だった18年7月の全国高校女子選手権の75キロ超級ではトータル183キロで初めて全国大会の頂点に立った。高校で最後の試合だった20年2月の全日本ジュニア選手権では87キロ超級でトータル215キロをマーク。全国大会で初めて200キロを超えた。東京国際大へ進学後は全日本学生個人選手権や全日本大学対抗女子選手権を連覇するなど敵なしの状態だ。
 競技の魅力は、努力の結果が成績に表れる点だという。「自分の成長が記録として見えることが一番。記録を更新した時は達成感がある」。ストイックな個人競技に見られがちだが「一人でやっているように見えるけれど、支えてくれる指導者や同級生がいる。いろんな人が関わっているところが良いところだと思う」と孤独を感じることはない。
 24年のパリ五輪は高校3年の時から目標になった。「高校時代のライバルが階級を変えたので大きな目標をつくろうと思った。記録は伸びているが、世界では強い人が多いのでまだまだ。250キロを目標に、こつこつとやっていけたら」。現在は一日4~5時間の練習で、実戦練習や体幹トレーニング、瞬発力を磨く短距離走などに取り組んでいる。
 トータル250キロは、昨年の東京五輪では6位に相当する。12月の世界選手権で大台に乗せることができれば、目標は五輪出場から五輪のメダル獲得へと変わるかもしれない。
▼中嶋友菜(なかじま・ゆな) 2001年7月30日生まれ、富山市出身の20歳。154センチ、95キロ。富山・滑川高で競技を始める。全日本女子選抜選手権は18年に女子90キロ超級高校の部、19年に女子87キロ超級で優勝。全日本ジュニア選手権は19年から87キロ超級を3連覇。今春の全日本女子選手権では女子87キロ超級で初優勝。将来の目標はトレーニングの指導者に必要な資格を取ること。

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