本文へ移動

避難民支援 中島も力に 小牧壮年団 ロシア侵攻受け呼び掛け

2022年6月14日 05時05分 (6月14日 10時19分更新)
ウクライナやロシアからの避難民を支援するため「まけないぞう」を購入した壮年団員ら=七尾市中島町小牧で

ウクライナやロシアからの避難民を支援するため「まけないぞう」を購入した壮年団員ら=七尾市中島町小牧で

神戸のNGOと縁 野菜届ける活動に賛同

 七尾市中島町小牧の小牧壮年団とOBは、二〇〇七年の能登半島地震をきっかけに交流を続ける神戸市の非政府組織(NGO)を通じてロシアやウクライナからの避難民支援に取り組んだ。「祭りができるのも平和があってこそ」と地域の日常に感謝。十一日夜に三年ぶりにあった地区の伝統行事「虫送り」の参加者にも支援への協力を呼び掛けた。 (稲垣達成)
 被災地支援に取り組む被災地NGO恊働センター(神戸市)が取り組む「まけないぞう」。一九九五年の阪神大震災を契機に九七年に始まった事業で、寄せられた新品タオルで被災者がゾウの形の壁掛けタオルを製作し、一個四百円で販売。売り上げのうち百円が製作者の収入になる仕組みだ。
 恊働センターはロシア軍のウクライナ侵攻を受け、姉妹団体のCODE海外災害援助市民センター(神戸市)と連携。同センターが国内の外国人に行っている食料支援「MOTTAINAIやさい便」を応援するため、まけないぞうの売り上げから百円ずつ集め、ロシアやウクライナからの避難民に野菜を届けている。
 両センターは七尾市中島町で毎年九月にある国重要無形民俗文化財「お熊甲祭(くまかぶとまつり)」などを通して小牧地区と親交がある。十一日の虫送りを前に、恊働センターなどの取り組みを知った地域住民が趣旨に賛同。現役団員やOBら約三十人が計二万円を寄せた。まけないぞう五十個を購入し、虫送りに参加した住民や大学生らに配った。
 加賀浩史団長(44)は「ウクライナ情勢を見て何かの力になりたいと思ったが、直接できることは限られていた。NGOと縁があったからこそできた。多くの人に取り組みを知ってもらえたら」と期待。CODE海外災害援助市民センター事務局長の吉椿雅道さん(54)は「助け合いの精神が必要だと感じており、うれしい限り。公助から取りこぼされている人たちに届けられたら」と語った。

関連キーワード

おすすめ情報