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がんのリュウキ君救う手助けを 磐田で保護者らきょう募金活動

2022年6月11日 05時05分 (6月11日 05時06分更新)
入院中の坂本パトリック龍輝さん=母ユカリさん提供

入院中の坂本パトリック龍輝さん=母ユカリさん提供

 肝細胞がんを患い、叔父の肝臓を一部移植する生体肝移植を七月に受ける中学生がいる。磐田市の豊田南中二年、坂本パトリック龍輝(りゅうき)さん(13)。多額の手術費用は自己負担で、同校の保護者らが募金で支えようと、目標額三千万円を掲げて「リュウキ君を救う会」を発足させた。十一日に同市内で募金活動を始める。 (勝間田秀樹)
 日本育ちでブラジル国籍の母レチーシアユカリさん(33)によると、龍輝さんは今年に入り腹痛を訴えるようになった。次第に腹部がふくらみ、精密検査を受けた。肝細胞がんと診断され、二月に県立こども病院(静岡市葵区)に入院。抗がん剤治療を受けている。
 転移は防げているが、抗がん剤治療ができる回数には上限があり、それが近づいている。すでに肝臓の七割ががんに侵され、最後の望みが移植。手術で保険適用されるには、腫瘍の大きさが五センチ以下一個、三センチ以下で三個以下など条件がある。龍輝さんは進行して十センチ大のものもあるため自己負担になり、最大三千万円が必要という。ユカリさんによると、京都大学医学部付属病院(京都市)で叔父(28)から移植を受ける。
 龍輝さんは入院まで母、妹とアパートで三人暮らしだった。元気だった頃に比べ体重が約十キロ減り、脚も細くなった。走り回っている子を見かけ「元気になったら思い切り走りたい」と漏らすこともある。
 「私が片頭痛に苦しんでいると、冷やしたタオルを持ってきて頭に当ててくれる優しい息子」とユカリさん。今は仕事を休み、磐田市から静岡市の病院まで毎日通い、龍輝さんのそばにいるようにしている。
 救う会は十一日午後四〜五時と十二日午前十一時〜正午、磐田市の「マックスバリュ豊田店」で寄付を呼び掛ける。ユカリさんは「息子には『抗がん剤では治らない、移植が必要』と伝えた。今は助けたい気持ちでいっぱい」と話す。救う会の募金口座は静岡銀行豊田支店、普通0480679で、名義は「リュウキ君を救う会」。

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