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古墳から火葬へ流れ紹介 大野あけぼのミュージアム、開館1周年企画

2022年6月10日 05時05分 (6月10日 05時05分更新)
 開館一周年を記念した企画展「古墳の終焉そして火葬へ~カイト古墳群~」が、大野町稲富の大野あけぼのミュージアムで開かれている。一九九六~九七年の発掘調査で見つかった土器や装飾品、県内でも珍しい土師などの出土品計四十点を展示している。入場無料で七月三十一日まで。(市川勘太郎)

貴重な出土品が並ぶ展示室=大野町稲富の大野あけぼのミュージアムで

 カイト古墳群は、町運動公園北側の山麓にある古墳時代終末期の古墳群。これまでの調査により、六十四基の古墳が確認されている。「大野」と記載された木簡が奈良県の飛鳥石神遺跡で出土しており、この時代には既に大野の地名が使われていたとみられる。
 古墳による埋葬後に周辺で火葬されていたと判明していて、常設展には火葬で残された骨つぼの「蔵骨器」を展示している。
 企画展では、鉄製の棺金具や現在のナイフに当たる「刀子」が並ぶ。装飾品のイヤリング「耳環」は、銅に金箔を貼った品もあり、状態が良く輝いていて目を引く。
 近畿地方で出土することが多い土師では、十号古墳と四十九号古墳の「暗文土師」も注目だ。県内では十二例あり、うち二例が大野町の出土品という。有力者が葬られていたためと考えられている。
 町教委生涯学習課の岡田勝幸主事は「地元に深い...

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