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最大の敵は手打ち…アプローチ編

2022年6月9日 11時32分

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 今回はアプローチについてです。テーマは「アプローチの最大の敵は手打ちであること」。皆さんの中には手打ちだと言われた方もいると思いますが、手打ちを避けるための効果的な練習方法を紹介します
(取材・構成 堤誠人)
 手打ちとは急いで打ったり、手から力が抜けなかったりして、自然な動きでスイングができていない状態を指します。これは、プロの選手にも起きています。手の力を抜いた方が良いことは分かっているけど、やり方が分からない。こういう方のために、今回はスイングの際に力を抜くための練習方法を紹介します。
 当然、手の力を抜くには、グリッププレッシャーはない方がいいです。そこで、握るときに両手の親指を上げて、左右計8本の指だけにクラブを乗せてみてください。
 力を抜くことが苦手な人は、上腕や肩にものすごく力が入っています。自然な動きで振るためには、上腕の力が抜けて前腕より先の部分でクラブを持つことが大切です。この感覚をつかむため、親指を離して8本の指の上にクラブを乗せて、重さを感じながら素振りをしてみてください。すると、クラブはゆっくりと動き、少しの間(ま)ができます。この時のクラブの「しなり」がとても重要なのです。
 クラブの重さを感じながら振ると、柔らかく動きだします。すると、体全体からのリズムが出てきます。力を抜いて、8本の指に乗せて、クラブヘッドを楽に動かすことによって、球はすごくヘッドに乗ってくれます。その感覚を大切にしてください。
 スイングで最も難しいのはクラブを振り上げる初動で、次に難しいのがトップから帰ってくる時です。力が抜ければ、この難しい初動と帰ってくる時に柔らかさが出てきます。この時のゆっくりしたリズムですっと体を回すと、ヘッドスピードと球が飛んでいくスピードがほとんど同じくらいにそろってきます。そうすれば、自分が打ちたい距離感やスピン量などがコントロールできるようになります。ぜひ、試してみてください。

【辻にぃ 心の声】全米女子OP残念でしたが下を向かない上田選手に楽しみ

 前週の全米女子オープンは、上田桃子選手にとって残念な結果になりました。キャディーとして同行した私も、いろいろなコースを経験しなければいけないなとあらためて感じました。
 特に、グリーンは思っていたよりも難しかったです。本当に亀の甲羅のようで、ビデオでは分からなかったグリーン周りの高低差もありました。ピンポジションも初日から難しい位置に切られ、安全にいこうとしても打ち切れず、悔しい思いをしました。
 海外の本当に強い選手からは100ヤード以内の精度やグリーン上での技術、スコアメークの力を感じました。上田選手も調子は良かったのですが、その辺りは差があるなと感じました。
 それでも、次につながる手応えのようなものもありました。上田選手も「このままでは終われない」と言っていましたし、試合が終わった次の日から、もうその次を見据えていました。
 こういう時に下を向くか、それとも上を向くのかが大事だと思います。早速、上田選手は今日から始まる宮里藍サントリーレディスに出場します。今回、私は別の選手のキャディーに付きますが、どのようなゴルフを見せてくれるか楽しみにしています。

 ▼辻村明志(つじむら・はるゆき) 1975年9月27日生まれ、福岡県出身の46歳。11歳でゴルフを始め、千葉・学館浦安高時代に関東ジュニア選手権高校男子の部、関東高校選手権など優勝。日大では関東学生選手権優勝、朝日杯争奪日本学生選手権2位など。2000年8月にプロ転向し、01年9月に下部ツアーのアイフルチャレンジカップ・オータムで2位となった。11年以降に本格的にコーチとなり、女子を中心に多くのトッププロを指導している。

 取材協力 鎌ヶ谷カントリークラブ(千葉県鎌ケ谷市中沢1348)
 (電)047-444-4111(代表)
(毎月第2・4木曜日の紙面に掲載)
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