本文へ移動

精子バンク、提供者の6割強が実名開示前提

2022年6月5日 05時05分 (6月5日 05時06分更新)
 不妊治療に用いるための第三者の精子を収集・保管する精子バンクのうち、匿名と限定せずに募集する二施設で、提供者の六割強が生まれた子どもに実名や住所などの個人情報を開示する前提で登録していることが分かった。職業など個人を特定しない情報は全ての提供者が子への開示を認めている。
 提供精子や卵子を使う不妊治療を巡り超党派の議員連盟は生まれた子が出自を知るには提供者の同意を必要とする方向で新規立法を目指している。匿名を認めることで提供者を確保する狙いだが、当事者の子らには遺伝上の親を知る権利の保障のため開示を了承した人が提供すべきだとの声がある。開示前提でも提供者が一定程度いることが分かり、立法化の議論に影響する可能性がある。
 二施設は独協医大の専門家が昨年立ち上げた「みらい生命研究所」(埼玉県越谷市)と今年から提供者の一般公募を始めた不妊治療施設「はらメディカルクリニック」(東京都渋谷区)。これまでは日本産科婦人科学会が認める、はらメディカルを含む十二施設が匿名を条件に提供精子を使う人工授精を実施している。
 みらい生命研究所は医療関係者に限り提供者を募集。登録者十六人中約四割に当たる七人が子に...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

おすすめ情報