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大災害時にドローンの力 北電、県など訓練 資材運搬や障害物撤去 サンドーム福井

2022年6月2日 05時05分 (6月2日 09時57分更新)
ドローンを使った資材運搬訓練=1日、サンドーム福井前の駐車場で

ドローンを使った資材運搬訓練=1日、サンドーム福井前の駐車場で

  • ドローンを使った資材運搬訓練=1日、サンドーム福井前の駐車場で
  • 電柱の折れた部分に補強の鉄板を取り付ける仮復旧工事=1日、サンドーム福井前の駐車場で
 北陸電力と北陸電力送配電は一日、他電力や自治体などと連携した大規模災害訓練をサンドーム福井で行った。ドローンを使った資材運搬や県との相互連携協定に基づく障害物撤去に初めて取り組むなど、災害対応力向上と連携強化の効果を確認した。 (中田誠司)
 北電グループの非常災害対応実動訓練に合わせ、中部電力パワーグリッドや関西電力送配電との共同訓練も兼ねて実施。大規模災害などによる停電からの早期復旧を目的に、県や県警、陸上自衛隊など二十八企業・団体、約三百二十人が参加。最大震度7の直下型地震が嶺北北部を震源に発生、配電設備が甚大な被害を受けたと想定した。
 ドローンを使った訓練では、素早い資機材運搬を目的に最大積載四十キロの大型機による配線の運搬を実演。道路に倒れた電柱と木の撤去では、昨年八月に締結した県との「大規模災害時における相互連携協定」を踏まえ、警察との連携、交通誘導、情報連絡、除去依頼手配などの手続きや役割を確認。民間業者による一括撤去作業につなげた。鯖江駐屯地第三七二施設中隊も撤去作業をした。
 停電復旧訓練では、折れた電柱を鉄板で補強することで約二時間で仮復旧できる作業を実演。電線の太さの違いから応急送電までに時間がかかっていた被覆はぎ取り作業は、全国共通化した工具を使用。参加した送配電三社が仮復旧マニュアルとともに実効性を確認した。
 サンドーム内外には移動無線基地局やトイレカー、四人が寝泊まりできる災害復旧サポートカー、約三百戸をまかなえる大型高圧発電機車などが展示された。
 北陸電力グループは総合スーパーや自衛隊などとも災害時の協力協定を結んでいる。北陸電力送配電の和田博治福井支社技術担当課長は「各協定や仕様の違う送配電社との間で、災害時対応の実効性が確認できた」と訓練を総括した。

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