本文へ移動

掛川城近くで、移住や出店の「お試し」モデル事業始まる

2022年6月1日 05時05分 (6月1日 05時07分更新)
掛川城が間近に見える移住促進拠点「JOKA BASE」の屋上テラス=掛川市城下で 

掛川城が間近に見える移住促進拠点「JOKA BASE」の屋上テラス=掛川市城下で 

  • 掛川城が間近に見える移住促進拠点「JOKA BASE」の屋上テラス=掛川市城下で 
  • 5月末日まで出店希望者を募った「チャレンジBASEなかまち」=掛川市中町で
 掛川市の掛川城近くで、移住促進や、空き店舗活用に向けたタイプの異なる二つの「基地」づくりが進められている。新型コロナウイルスの市内の感染状況が一定の落ち着きを見せる中、移住や出店の「お試し」ができるモデル事業で、将来的な人口減少や、市街地空洞化といった問題への解決の糸口を探っていく。 (中野吉洋)
 移住促進拠点「JOKA BASE(ジョウカベース)」は、NPO法人かけがわランド・バンクが運営する。掛川城の目の前の三階建てビル二、三階(約百平方メートル)を改装した。七人程度が泊まれる簡易宿所と学生寮で構成。整備費二千三百五十万円のうち一千万円は、島田掛川信用金庫の推薦で、市が信金中央金庫から受けた企業版ふるさと納税を移住等促進事業補助金として充てた。
 学生寮は二階にあり、アトリエ付き。静岡理工科大大学院で建築を学ぶ金子大海(ひろみ)さん(23)ら三人が六月から住み始める。実践の場として内装に手を加える予定で、金子さんは「カスタマイズできるのが魅力。入居が楽しみ」と語った。
 三階の簡易宿所は七月に仮オープン、モニタリングを実施後、八月に正式オープンの予定。お試し移住ツアーなど市も企画面で協力していく。ランド・バンクの丸山勲理事長(48)は「周辺には空き家予備軍の建物もある。今回の活用法をモデル事業として知ってもらい、若者を呼び込みながら、まちなかを活性化させたい」と話した。
 ◇ 
 空き店舗を活用する「チャレンジBASEなかまち」は、掛川城に近い中町の店舗(六十平方メートル)を市が借り上げて一部改修した。市内で出店意欲がある人に水道、光熱費を含む月額一万円で貸し出す。九平方メートル二区画、三平方メートル一区画を想定し、出店期間は七月一日から最長百八十日間。事業費は三百四十八万円で、市職員が提案する予算枠「未来チャレンジ枠」で実現した。五月末日までの募集期間に数件の応募があり、市が今後審査する。

関連キーワード

おすすめ情報

静岡の新着

記事一覧