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令和の團十郎ついに誕生!海老蔵が『大名跡』襲名へ、新之助とW披露興行、11月から歌舞伎座で2カ月間

2022年5月31日 12時11分

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市川海老蔵

市川海老蔵

 松竹は31日、コロナ禍で延期していた歌舞伎俳優・市川海老蔵(44)の十三代目市川團十郎襲名と長男・堀越勸玄(9)の八代目市川新之助襲名の披露興行を11月と12月の2カ月間にわたり東京・銀座の歌舞伎座で行うと発表した。9年ぶりに歌舞伎の大名跡が復活し、待ちに待った“令和の團十郎”が誕生する。
 公演はコロナ対策でこれまで行ってきた3部制ではなく、昼夜2部制で行う。演目や出演者などの詳細は今後発表する。
 海老蔵が名乗る正式名称は「市川團十郎白猿(はくえん)」。白猿は五代目團十郎の俳名で、猿が人間に及ばない故事を踏まえて「祖父や父の芸にはまだまだ及ばないので精進したい」との意気込みを表現している。
 海老蔵と勸玄が歌舞伎座でW襲名の発表会見を行ったのは2019年1月14日。襲名披露興行は東京五輪・パラリンピック開催直前の20年5月にスタートし、3カ月連続で歌舞伎座で上演後、翌21年11月にかけて福岡、大阪、名古屋、京都と全国を回る予定だった。
 しかし20年から世界を襲った新型コロナウイルス感染症は歌舞伎界をも直撃し、開幕が目前に迫っていた4月7日に披露興行の延期を発表。新時代の到来を象徴するはずだった令和の團十郎誕生は暗礁に乗り上げ、松竹は感染対策の徹底による通常公演の実施や感染状況を慎重に見極めながら襲名の時期を探ってきた。
 こうした中、歌舞伎界の重鎮でもある尾上菊五郎(79)が4月8日の会見で「今年中には團十郎が誕生しそう」と発言し、襲名実現へ水面下の動きが一気に浮上した。新作歌舞伎や地方巡業など独自に精力的な活動を続けてきた海老蔵も、5月に約1年ぶりの歌舞伎座に立ち「暫(しばらく)」を熱演。襲名興行でも予定していた演目で昨年の東京五輪開会式でも披露した市川團十郎家のお家芸に劇場は連日盛況となり、度重なる私生活のスキャンダル報道もはね返す根強い人気を裏付けた。
 7月には「雪月花三景(せつげつかみつのながめ)」で海老蔵の長女・市川ぼたん(10)が歌舞伎座デビューを果たし、海老蔵と勸玄の親子3人で共演する。松竹はコロナ感染状況の落ち着きなどを踏まえ、30日には8月公演から歌舞伎座の観客数制限を撤廃することも発表。悲願の襲名実現へ地ならしは着実に進んでおり、新たに誕生する團十郎は存亡の危機に見舞われた歌舞伎界復興の象徴という重責も担うことになる。

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