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【スーパーGT】NDDP大クラッシュから奇跡の復活 千代/高星組GT500クラス初冠!!

2022年5月30日 10時00分

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勝利を喜ぶNDDPの(左から)千代勝正、島田次郎監督、高星明誠=鈴鹿サーキットで

勝利を喜ぶNDDPの(左から)千代勝正、島田次郎監督、高星明誠=鈴鹿サーキットで

第3戦▽決勝▽29日▽三重県・鈴鹿サーキット
 GT500は前戦に大クラッシュしたNDDPの千代勝正(35)/高星明誠(29)組(日産GT-R)が、3番グリッドから鮮やかな逆転勝利を決めた。両ドライバーは同クラス初勝利。クラッシュから3週間で再びクルマを作り上げたチームの努力に、結果で報いた。
【写真】GT500を制したNDDPの日産Z
◇  ◇  ◇
 千代が操るZが神懸かったダッシュで勝利を呼び込んだ。3番グリッドからスタート直後の1~2コーナーでKeePerトムスに競り勝ち、130Rに飛び込む前にバンドウをパス。たった1周でトップに躍り出た。
 「高星選手が大きな事故に見舞われ、チームはクルマを一から組み直してくれた。できるだけギャップを築きたかったし、勝ちたい一心だった」
勝利をたぐり寄せた激走を、千代はやや興奮気味に振り返る。バラバラだったクルマを、わずか3週間で作り直したチームの頑張り、そして大きな事故を乗り越えた同僚のためにも、結果で報いたかったという。その後もセーフティーカーでリードを失いながらもプッシュを続け、後続に20秒近い差を築いた。
 後を受けた高星は「トップで帰ってきたので、すごいプレッシャー」と苦笑い。今大会は練習走行をトラブルでほとんど走れず、決勝前のウオームアップ走行も赤旗終了で走れずじまい。クルマの感触をつかめない状況だったが、「タイヤとクルマは完璧だった」とチームが作り上げたクルマと、夏場に強いミシュランタイヤに助けられた。
 日産が今季から投入したZの初勝利を挙げた2人だが、ともにGT500クラスでは初の優勝だ。フル参戦6年目の千代は、今年の強力な体制を主導しながら、昨年12月に亡くなったニスモの鈴木豊前監督への感謝を口にした。「ずっとお世話になっていて…。きょうも豊さんが見守ってくれたと思う。これで良い報告ができる」。涙ぐみながら〝恩師〟への思いを語った。
 高星は昨年までKONDOでヨコハマゴムのタイヤ開発を担っていたが、4年間で3位が1回。「悔しい思いもしたが、たくさん勉強させてもらい、その経験を生かせた」。地道に積み重ねた経験が、今年の新体制で生かされている。
 NDDPはこれでランク首位タイに急浮上。苦境を乗り越え、チームの結束力も高まった。このまま突っ走りたい。

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