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『ベイビー・ブローカー』ソン・ガンホがカンヌ最優秀男優賞、是枝裕和監督喜び 「彼がこういう形で評価されたのは何より」

2022年5月29日 16時58分

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是枝裕和監督

是枝裕和監督

 フランスで開催中の「第75回カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門に出品された、是枝裕和監督(59)の「ベイビー・ブローカー」(6月24日公開)は、監督にとって2度目となる最高賞パルムドールの獲得はならなかったが、主演したソン・ガンホ(55)が最優秀男優賞を受賞。授賞式後、是枝監督は日本のメディア向けに囲み取材を行った。
 同作は赤ちゃんポストをきっかけに出会った、赤ん坊の母親、ベイビー・ブローカーの男たち、そして彼らを追いかける刑事たちが繰り広げるロードムービー。是枝監督にとって初の韓国映画で、是枝監督作品のコンペティション部門への出品は、パルムドールを受賞した2018年「万引き家族」以来4年ぶりとなった。
 是枝監督作品で最優秀男優賞を受賞したのは、2004年「誰も知らない」で柳楽優弥(32)が受賞して以来、2人目。囲み取材で是枝監督は、「自分の映画に出た役者が褒められるのが一番うれしい。素直にうれしいです。自分が褒められると疑ってかかりますけれど、役者が褒められる時は本当にうれしいです」と喜び、「この作品にとっての最高のゴール、とても美しいゴール」と感慨深げだった。
 「最高のゴール」と表現した理由を、「この日韓の合同チームで主演の役者が男優賞というのは、韓国映画界でも男優賞初なので。いるはずですし、僕ら…多分共演した役者たちもスタッフももらって一番うれしい賞だと思う。彼がこの作品のキモだったし、本当にムードメーカーだったし、チームリーダーだったし、彼がこういう形で評価されたのは何よりでした」と説明した。
 今後のハリウッド進出の可能性を聞かれると、「ハリウッドというと大きくなってしまいますが、英語圏で撮ってみたいというのはあるので、いつになるか分かりませんけど、今回の総括が済んだら考えてみようと思います」と意欲をのぞかせた。

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