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【中日】「真っすぐかフォークか。腹くくっていけ」指揮官助言に…三ツ俣がカーブを決勝打 万感のプロ初お立ち台

2022年5月29日 06時00分

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8回表2死一、二塁、左前適時打を放ち雄たけびを上げる三ツ俣

8回表2死一、二塁、左前適時打を放ち雄たけびを上げる三ツ俣

◇28日 交流戦 オリックス1―4中日(京セラドーム大阪)
 中日・三ツ俣大樹内野手(30)が球界を代表するエース、オリックス・山本由伸投手(23)から大きな一打を放った。28日のオリックス戦(京セラドーム大阪)の8回、2死一、二塁で決勝の左前適時打を放った。7回に同点に追いつかれ、嫌なムードが漂ったが、すぐに吹き飛ばした。山本相手に巡ってきた2度の得点機をいずれもものにして、土をつけた。チームは7連敗の後3連勝。同一カード3連勝も見えてきた。
   ◇   ◇
 無我夢中で球界を代表するエースを打ち砕いた。交流戦初スタメンの三ツ俣が山本から決勝適時打を放った。同点に追い付かれた直後の8回2死一、二塁、フルカウントから3球粘りカーブを左前へはじき返した。塁上で盛り上がるベンチへ何度もガッツポーズした。
 立浪監督の「真っすぐかフォークか。腹くくっていけ」というアドバイスが効いた。狙いは真っすぐ。フォークを2球見逃してから、2014年のシーズン途中まで所属した古巣へ、2試合連続打点で強烈な恩返しをした。プロ初のお立ち台を「ヒーローになるイメージもしてなかったんで…。結果的になれて、今までやってきて良かった」と振り返った。
 京田と入れ替わりで、5日に今季初めて1軍昇格を果たした。二塁、三塁、遊撃をこなすいぶし銀。試合前から、働きぶりはマルチそのもの。チームのために動き回る。
 1学年下の高橋周の「ミッツ」呼びに「先輩と思ってないですから。まずはそこから」と苦笑いしつつも、打撃論をぶつけ合う。岡林とは一緒に、バント練習のケージにこもる。「聞いてくる後輩には、自分の感覚を伝えていきたいですね」。広島・菊池涼と自主トレで磨いた小技を惜しげなく、伝えている。
 東京・葛飾区出身。下町の縁が、勝負どころの夏に向けて力になる。大道中時代は、大相撲の幕内・翔猿が同学年だった。「一番、仲が良かったですよ。コロナの前までは、一緒に食事に行ったり」。翔猿は20年秋場所で優勝争いにも加わり、知名度は全国区になった。次は三ツ俣の番だ。

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