【中日】ビシエド、大好き京セラDで会心の先制弾丸2ラン、9試合ぶり一発に「パーフェクトだったよ」
2022年5月28日 06時00分
◇27日 オリックス1-4中日(京セラドーム大阪)
手のひらに残った最高の感触を味わうかのように、ビシエドはゆっくり歩みを進めた。表情を変えずにダイヤモンドを1周。ホームインと同時に白い歯をのぞかせた。
「パーフェクトだったよ。自分のスイングで自分の打球でした」
0―0の4回1死一塁。先発・田嶋の初球131キロチェンジアップを完璧に捉えた。これぞビシエドという弾丸ライナーはあっという間に左中間席中段に直撃。先制の5号2ランは5月15日の巨人戦(東京ドーム)以来、9試合ぶりの一発だった。
不振からの脱却を目指し、試行錯誤を続けている。この日の試合前練習では、普段見慣れない黒と茶色のツートンカラーのバットで打撃練習した。「自分の感覚が大事なので、いいスイングができるようにバット含めてやりながら調子を上げていこうとしています」。あらゆる手段で本来の姿を取り戻そうとしている。
好相性もビシエドを後押しした。京セラドームでは、この日の2安打を含め通算75打数29安打で打率3割8分7厘、7本、14打点。来日1年目の2016年には同球場で開幕から3試合連続本塁打を放ったこともある。「ここはボールがよく見えて調子がいいんだよ」。要因は分析済みだ。
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