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ベトナム人のグェンさん サッカーU−16代表合宿を浜松に誘致

2022年5月28日 05時05分 (5月28日 05時07分更新)
サッカー合宿について話すグェン・ボー・フェン・ユーンさん=浜松市役所で

サッカー合宿について話すグェン・ボー・フェン・ユーンさん=浜松市役所で

  • サッカー合宿について話すグェン・ボー・フェン・ユーンさん=浜松市役所で
  • 今年春、ドイツに遠征したベトナムのU−16代表=ベトナムサッカー協会提供
 ベトナムのサッカー男子U−16(十六歳以下)代表が九月、初めて浜松市内で強化合宿を行う。同国ではサッカー人気が急上昇し、注目度が高い。「浜松のことをもっとベトナムで知ってもらう機会にもなる」。そう願う市内在住のベトナム人、グェン・ボー・フェン・ユーンさん(41)が縁をつないだ。 (内田淳二)
 「ベトナムではスズキもヤマハも、ホンダも誰もが知っている。でも、それがある浜松の名前が知られていないのが残念なんです」。静岡大に留学後、浜松で日越をつなぐコンサルティング業を営むグェンさんは、そう思いを語る。浜松とベトナムとの交流を深めるため、実現に動いたのが強化合宿の誘致だ。
 グェンさんは本業の傍ら、在日ベトナムサッカー協会にも所属し、これまでに岡山県美作市などで年代別代表の合宿を実施。浜松でも市や市議、経済界などの協力を得ながら、準備を進めてきた。
 ベトナムでのサッカー人気は、実力がついてきたここ十年で一気に高まり、代表戦のテレビ中継は視聴率が80%近くになるほどだという。グェンさんは「美作市はベトナム国内の報道などを通じて知名度が上がり、観光客や働きに来るベトナム人が増えた」と、波及効果をPRする。
 浜松の合宿では、九月末のアジア選手権予選に向け、選手や監督ら約四十人が二週間滞在。南区の遠州灘海浜公園を拠点に練習し、市内の高校との親善試合も予定している。ベトナムの国営放送による取材も決まっているという。
 グェンさんは今月十八日、市役所を訪れ、鈴木康友市長と面談。「ぜひ浜松の情報発信をしてほしい」と求めた。鈴木市長は「新型コロナが落ち着いてきた後のインバウンド(訪日外国人観光客)もやっていかないといけない。関係を強化したい」と応じた。
 市によると、市内在住のベトナム人は現在、約三千四百人で国籍別では三番目に多い。グェンさんは「一回きりではだめ。何年も続けられるようにしたい」と話している。

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